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ステロイドアレルギーは日本にいないのか。

「ステロイドを使うとアナフィラキシーになる」自分を守るために病院にかかったら必ず問診の時に伝えるが、医師いわく、聞いた事ないそうだ。

それに続けて「ステロイド、副腎皮質ホルモンはもともとあなたの体にあるものですよ!それにアレルギーなんて、あるわけない」と言われる。

2度目のアナフィラキシーで…

デキサメタゾンプロピオン酸エステルの軟膏(ステロイド)を塗って30分で体が硬直して意識が朦朧となって入院した。しかも13日間。

入院先の医者は口を揃えて「ステロイドでアナフィラキシーはありえない」と言った。しかも塗り薬なんて聞いた事ないという。

が、入院中に看護師の一人が「喘息の発作で来た患者さんはステロイドアレルギーだけど、喘息の発作がひどく話せなかったからステロイドの点滴を打たれて大変だったから、あなたはしゃべれてラッキーだった」と言った。

救急で搬送された時、たまに意識が戻った時に呂律が回らないながらもステロイドアレルギーと伝えていた。ただ、救急では最初研修医の先生がガラガラとステロイドの点滴を持ってきたので驚いたが、他の先生がき来て叱って下げさせて、アドレナリンの注射を打ってくれて難を逃れたのだった。

ステロイドアレルギーだと言って信じてくれる人もいるが、半信半疑だったり、全く信じていない先生もいる。

2度目は入院が長かったのと、どう考えても薬の副作用だと思ったので、『PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)』に原因物質(薬)の精査と、かかった医療費の請求を行った。が、結果はステロイドでなく、胃薬の成分が影響したとの報告書が返ってきた。もちろん、医療費請求は認められたが、あくまでもステロイドは関係ないという事だった。

毎日のように原因を追求するべく、ネットで色々情報を集めているけれど、どうして海外では『steroid allergy』と検索すると、ワードとしてはもちろん、症例報告など普通に出てくるのに、日本のサイトでは『ステロイドアレルギー』と検索しても出てこないのか。アレルギーに対してステロイドを使った例や、ステロイドの説明が出てくるだけで、ワードとして全然出てこないのか。私が検索が下手なだけなのか…それとも本当に日本にだけステロイドアレルギーの患者は存在しないのか…

『National Library of Medeicine』

英語ができないので、解釈を間違ってたら申し訳ないが、そこに乗ってる症例の一つにステロイドとアスピリンのアレルギーとある気がする。

私は長年、アスピリンアレルギーにも悩まされてきた。ロキソニンが使えないため、ヤケドの痛みがひどかった時も使えなかった。交通事故の痛み止めでも使えなかった。「赤ちゃんでも使えるから」とカロナールが処方されるのみで、そんなもんじゃ全然痛みが消えないわけで…でもそれで我慢するしかなかった。他にも胃痛の時に処方されたタケキャブですら蕁麻疹が出るようになっている。かなり幅広く薬に対してアレルギーが出る状態だ。

この記事の患者がどういった経緯でこのような状態になったのか、背景はわからないが、日本でも私と同じようにステロイドの間違った使い方によって後天的にステロイドアレルギーが引き起こされている場合、アスピリンに対しても影響が出ている人がいるんじゃないかと思う。

ただ、病院では精神的なものでしょう…と何処へいっても言われてしまうので、ステロイドの副作用に対しての症例や統計や調査ができていないんじゃないか…

普通の人なら病院から「心意的ストレスが原因でしょう。精神科へ行ってみたらどうですか?」と言われたら、人はなんらかのストレスを抱えて生きているので、「そうかもしれませんね…」と精神科や心療内科へ行ってしまうのではないか…本当にそれでいいのか…

ステロイドが悪いと言っているわけではない。使い方さえ間違えてなかったら、こういう症状で苦しんでいる患者は出ないはずだから。それに、ステロイドパルスなど、ステロイドを使った治療でしか改善が見込めない病気だってある事は知っている。だから、良いから使う、悪いから使わないという『1(イチ)か0(ゼロ)か』というのではなく、薬は使い方によっては毒になるという認識で、副作用の調査をすべきではないかと思う。

私は自分におこっている事をなかった事にしたり、安易にストレスのせいにしたくはない。

わからない=そんなものはない は考える事を諦めた人の言葉だと思う。

わからない=自分が無知なだけだ! これが私らしい!

私には何もない。知識も地位も名誉も肩書も…おまけにお金もない(笑)調べるのはタダだし!調べまくって分析しまくるしかないんだ!とにかく情報を集めよう!

ふと思った。この日本にステロイドの副作用の研究をしている人はいないのか?それを含めてまだまだ調査が足りないな。努力が足りないんだ。引き続き頑張ろう!頑張れ自分!!

映画『エリン・ブロコビッチ(2000年)』の様に、最初は誰も相手にしてもらえなかった主人公が、調査していくうちに、賛同者が増え、多くの人が救われる…これ、いい映画だったなぁ…

私はエリンみたいにはなれないかもしれない。でも、どんな窮地に追い込まれても、絶対に自分らしさを失わない!そこはマネをしようと思う。

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