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主人公

先日駅のホームに向かう狭い階段でおじさんが立ち止まって私の前に立ちはだかった。電車が来てて急いでたから「え、おじさん、、」みたいな気持ちになった。邪魔だなーって。
でも、なんだかんだ間に合ってふと冷静になると、おじさんは奥さんと思われる人に手招きしてたことに気づく。こっちだよって。私にとっておじさんは邪魔者だったけど、おじさんにとって私は奥さんとの間に割って入ってきたおじゃま虫だったかもしれない。
普段何の気なしに自分が主人公の人生を生きてるけど、たまには誰かの人生の脇役として生きるのも必要なのかなって。それが思いやりというやつだったりするのかなって。
深いようで深くない日常のお話でした。


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