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非対面金融オンライン相談サービスへの移行期の中で

少し長くなるかもです。

コロナ禍の影響下の中で、現在弊社が展開している来店型保険ショップ「保険相談サロン」は全20店舗 商業施設の休館にともない、休業しております。

既契約の保全活動、損害保険の更新作業等は、輪番制で手分けしておこなっており、新たな相談ニードなどは、現時点では、下記ページに記載されている方針で対応しております。

コロナの収束までに実際どれぐらいの時間を要するのか?が現時点推測ができないなか、会社を存続していく上で、最悪の事を想定ながら経営判断を進めていかなければならない状況になっています。

商業施設が、もしこのまま半年、1年と休館し続ける事を想定した場合、今後会社を継続していく為に、戦略としては、やはり以前のブログにも書きましたが、非対面での金融サービスを確立させていく事が必至になると考えています。
奇しくもブログで表現した世界が、思ったよりも早く必要性が増してきました。

ほとんどの人が感じている通り、今回のコロナにより、ZOOMやベルフェイスなどでの非対面でのコミュニケーションが当たり前になるなか、こぞっていろんな業界がこの非対面サービスを導入しています。
・病院 ・銀行 ・不動産 ・結婚相談 ・・・等々
「オンライン相談サービス」と検索すればいろいろでてきます。

実際この1か月で、ZOOMを使っての一般的な商談や打ち合わせ、採用面接、またWEBセミナーなど数回参加しましたが、これといってコミュニケーションに不便さは感じておらず、移動時間の短縮などで効率性は増した感覚はあります。ZOOM飲み会などは個人的にはまだ未経験です💦

そんな中、保険業界はどうなのか?っということで、この1か月、各保険会社にいろいろ問い合わせを行い非対面で、契約まで完結できるかを調べ上げ整理しています。結果的には現時点、各保険会社様々な対応状況です。
日々状況は緩和されていっているように感じています。

・基本NG ・通販商品のみは可能 
・時限立法的(5/6まで)に商品を開放
・90日以内に1度対面し、一次選択~商品説明まで終わっている事
・既契約者の追加契約は可能 etc・・・ 

*現時点オンライン手段として各保険会社、セキュリティーの問題から基本ZOOMは使用できない事になっています。

昨今、フィデューシャリー・デューティー(顧客本位の業務運営)を推進して体制整備をおこなってきた業界だけに、やはりなかなかコンプラ面のハードルをクリアしていくのが難しいと感じています。

訪問販売や来店型保険ショップでの対面相談ができない中、医療保険などの顕在ニードで、少額な保険は、WEB上での販売は相当売上が伸びているみたいです。むしろコロナウィルスにかかると現時点保険加入が難しくなる観点から特に医療保険ニードはあがっていると感じています。

<アドバンスクリエイト>
新型コロナウイルス感染症により、オンライン生命保険の申込件数が急増

医療保険などの少額で単品のニードに応えるにはWEB上で現時点完結できるとは思います(保険市場さんや価格ドットコムさんで)が、ただ高額な保障に関しては、相談してきめたいというニードはWEB上だけで完結できるものではないので、ここで、ZOOMなどで相談ができる環境の必要性が一気に増してきました。(越えなければならないハードルはあると思いますが、これは今後につながる一つのビジネスチャンスだと認識しています)

理想は、すべてオンライン面談で初回面談~契約締結までいければいいのですが、現在のシステムでは乗合代理店業界で、ここを網羅できるシステムはありません。理想的なシステムイメージとしては、

セキュリティーが万全な保険商談用ZOOM
(全保険会社設計書プレゼン機能が完備)

保険契約版クラウドサイン
(全保険会社
契約締結までできる)

このようなシステムが保険業界でできれば最高ですね。
勝本社長(アイリックコーポレーション)のところで開発してもらえないかな?

現時点ではコンプラ面なども考慮しての落としどころとしては、

①オンライン:初回面談(個人情報取得〜状況ヒアリング)
②オンライン:プレゼン(設計書PDFで投影)
③リアル  :契約締結


なんとかオンライン面談で①②までは完結し、③を郵送対応もしくは実際に訪問、来店をしてもらい契約行為を行うというところではないでしょうか。

ここぐらいまでは、もし緊急事態宣言が延長された場合、緩和される状態になるとよんでいます。それでもコンプラ面での課題はまだまだ山積みです。例えば一番最初に個人情報取得の同意を今まではサインでいただいていたものをどうする?録画で対応?等々・・・

もしかすると将来的には、ビジネスモデルの転換として、弊社みたいな商業施設に店舗をだす来店型保険ショップではなく、今までのコールセンターのイメージが、オンライン面談センターのようになりオフィスが下記のようなBOXで埋め尽くされてそこでコンサルティングを行うようになるかもしれません。

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そうなると、弊社は店舗家賃だけで、年間1億円以上もの経費がかかっているものが、なくなり会社収益性を高める事にもなります。

ただ、お店というのは、場所代だけで考えるものではなく、だいじなマーケティング(集客)の手段でもありました。

そうなると将来的にはいわずもがなリアル(店舗)に変わるオンラインマーケティング(集客)手段が必要になってきます。

弊社でいうと「ほけん知恵袋」がオンラインマーケティングの手段となります。ここをにらんで、「ほけん知恵袋」のプレミアム機能としてオンライン相談ができるように開発もすすめています。

会社として存続していく為に、このコロナにより人々の価値観、行動変容がどのようにかわるのか?を静観し、それに合わせてビジネスモデルをピボットできるように思考を先回りして、危険予知をしていかなければなりません。

いずれにせよ全世界のコロナの収束を願うばかりです。


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