酸いも甘いも噛み分ける
幼少期、一人っ子だった私は、ご近所さんの姉妹とよく遊んでいた
基本は家で一人、りかちゃんハウスを組み立てて、自由に自分の世界で遊んでいるのが好きだったのだが、遊んでいると
「〇〇ちゃん遊ぼうー」っと
近所のお姉ちゃんが誘いに来てくれる
外では、鬼ごっこ、かくれんぼ、縄跳び…
近くの公園にブランコしにいったり
近くの駄菓子屋さんにいったり
お姉ちゃんはすごく優しくて楽しかった
が……
お姉ちゃんが私にいろいろかまってくれればくれるほど、
妹の風あたりが強くなっていった
私だけ仲間はずれ
私にだけ、お菓子をくれない
その他、もろもろ…
でも、お姉ちゃんが大好きだった私は、
結構、耐えながらも遊んでいた
そんなある日、そんな妹が、やたら私に遊ぼうと誘ってくるようになった
「〇〇ちゃん遊ぼう」
「〇〇ちゃんちで二人で遊ぼう」
戸惑う、一人っ子の私…
でも、謎はすぐにとけた
当時、まだ珍しかった、初期のテレビゲームがうちにあった
急にやたら仲良くしてくるようになったのは、そういうことか…
二人で二人でって…
みんなでやってたら、交代しないといけないもんね
確かに、二人やったら、ゲームやりまくれるわ
人生の表と裏を知る
酸いも甘いも噛み分けるきっかけとなった
私の幼少時代のお話でした
お読みいただきありがとうございました
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