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ピロリ菌退治

高校生の頃から、たまに胃が痛くなることがあった。
キリキリと痛く、何も手がつかなくなるくらい痛い。

病院にいくと、ガスターなどの胃酸を抑える薬を処方され
いろいろ試してみたところ、
なんだかんだ優秀だったのは「ネキシウム」という薬。
明らかに胃痛が改善される。

ストレスが原因かもと思ったが、3年間同じクラスで
理数コースという、男子37人というおぞましくも距離感も丁度良い、
ストレスとは無縁の生活を送っていた。

そんなこんなでネキシウム様のおかげで胃痛の存在を忘れかけ、
社会人3年目ころ。

1カ月くらい胃痛が続いた。
たかが胃痛、されど胃痛。
食欲もわかないし、業務に集中できない。
横に寝ながら実験してたときもあった。
久々のネキシウムとの再会もあった。
それでも胃痛が定期的にやってくる。

これを見かねて、職場のおねえやんから
「人間ドックいけや」
とありがたいご助言。

京都の中小企業(?)ながら、年1の人間ドックは無料、
また、おねえやんのアドバイスで京都駅の上にある病院で実施すると、
京都駅の中にあるビュッフェが無料になる券をもらえる、
ということでGo!!⊂二二二( ^ω^)二二⊃ブーン

おねえやんのアドバイスで、胃カメラは口ではなく鼻がよい、
とのことで、鼻から胃カメラも体験。

いやいやいやいや。
こんなん思いつく????
胃カメラで口から入れると苦しい人がいる→カメラを小さくしよう!
という発想を飛び越えて、
「鼻から入れよう!」

いやいやいやいや。
理屈上はわかるけど、いざ鼻につっこまれるとなると動揺しますわい。
鼻の穴の道って、上の方(脳の方向)へいくじゃん。
そっから喉のほうへ向かうって、どんな切り返しなの???
一回ぶつかるってこと???
痛くない??怖くない???
インフルエンザの検査でされる棒つっこみですら痛いんですけど???

さすがに麻酔されたんで耐えれた。
麻酔も注射式ではなく、塗る?感じだったのもよかった。
ただ、若干の鼻血と大量の鼻水でボロボロになった。

診察結果は、十二指腸潰瘍。
十二指腸って、久々に聞くワードにも動揺。

んでもってピロリ菌がいることも発覚。

ピロリ菌の退治のチャンスは、2回。
3回目以降は保険適用外(今はどうか不明)。

2回で仕留めなければならない。

にもかかわらず残念ながら、
理由はわからないが2回とも失敗した

ただ、あれから約10年経過したが、胃痛は発生していない。
4回の転職を経て、さまざまなストレスを経験してきたつもりだが
なぜか胃が痛くならない。

次に胃痛が発生したときは、3回目の駆除になる、ということで
ピロリ菌の意地かもしれない。


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