音楽とことばと映画と。
沢山の言葉のお守りをどうしてこんなにも大事にしたくなるのか。
天気ごときにも気分が左右される私はきっと、
絶対的な安心材料が欲しいのだと思います。
大切な人からもらったメッセージカードなんて、
どれだけ折れ曲がっても濡れても捨てないタイプ。
とはいえ、物に執着するのも、人に執着するのも、
なくしたり期待してがっかりしてしまうと疲れると分かっているので、絶対になくならない言葉や記憶をお守り代わりにします。
世界のどこにいても、どれだけ貧乏でも、
一度手にしたら、体験したら、
そのことばも思い出も大切に抱えたままずっと生きていける。
だから今のうちにたくさんの人と出会って
素敵なこといっぱい知って、
それを携えて長く生きていける方が幸せだなと思います。
その時の悩みによってお守りは選び放題なのですが、
最近のお気に入りは藤井風さんの『まつり』の一節と、
『ドント・ルック・アップ』のディカプリオ演じるランドール・ミンディ教授のセリフです。
なんだかなあ、とつまらない気持ちになった時、
なんとなく満たされていない感じがする時、
一人で呟くだけで安心できます。
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