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2023年1月14日 那珂湊駅からぶらっと

週末の土曜日、勝田駅からひたちなか海浜鉄道湊線に乗って、湊線沿線をぶらっとすることがある。特に何か用事があるわけではないが、昭和レトロの気動車、田園風景、昔は盛況だったという那珂湊の街並みなどを、スマホのカメラで撮ったり、ヘタはスケッチをしたりして、ちょっと一人旅を楽しむのが土曜日のルーティーンとなってしまった。

那珂湊駅で降りて、徒歩で約10分の距離に海門橋(かいもんきょう)に着く。河口付近には小さな広場があって、ゆっくりとした時間の中、多くの人が釣りを楽しんでいた。そこからちょっと歩けば、おさかな市場だ。普段は大混雑する場所なのだが、今日は肌寒かったからが、はたまた曇り空であったからか、混雑はまったくなかった。

おさかな市場を後にして、いつも立ち寄る「みなとパン」。手作りのアンパンをいつもここで買うことにしている。こしあん、小倉あんの2種類があるが、今日は小倉あんを3つ買った。出来立てのおやほやのアンパン。TVの取材で美川憲一も立ち寄った有名なパン屋さんだ。このお店の中には、昔の那珂湊の写真がたくさん壁に貼られていて、しばしお店の人と談笑した。個人的には、舟運に関する資料や文献などをもっと読んでみたいと思っていて、いつかこのブログで紹介してみたいと思っている。

みなとパンを後にして、那珂湊駅へ向かった。あえて人通りの少ない通りを選びながら駅へと向かった。

昭和の時代を彷彿させる街並みが好きだ。かなり古そうな家もあり、写真に収めたいところだが、さすがに許可なしではいかがなものかと躊躇してしまった。

那珂湊駅の改札に、顔なじみになった駅員さんがいる。聞けば元私鉄の運転士だったそうで、茨城県出身の方らしい。「この3月に運転士の試験を受けるんですよ。」と改札で私の顔を見るなり話してくれた。

昭和のレトロの街並み、人懐っこい那珂湊の人たち、時間の流れがゆっくりと流れる、そんなひたちなか海浜鉄道湊線の沿線が大好きだ。


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