5月9日なのでしみじみと振り返ってみた
久々に(多分、一年振り)アルバム「curve509」を聴きました。
(発売:2004年4月21日)
写真を見て思ったけど、改めて思い切ったデザインですよね。
丸い缶のケース。丸い歌詞カード。
確かタワレコ限定販売だった記憶があります。
これ、どうやって店内に陳列していたのだろう?
積んだら滑りそうだし。
覚えてる方、いらっしゃいますか?
さて。
curve509を知らない方の為に、念のため公式サイトのリンクを貼っておきます。まだ残してくれててありがたや!
メンバーは、
・黒沢健一(Vocal、Guitar)【L⇔R、健'z、MOTORWORKS、SCIENCE MINISTRY】
・木下裕晴(Bass)【L⇔R、USE、ベーシストとしてPUFFY/岩瀬敬吾/YUKI他のサポート担当】
・井澤憂飛(Guitar)【TIMESLIP-RENDEZVOUS、イザフ】
・堀宣良(Drums)【modern-grey、F.E.O.D.、RaFF-CuSS、MOTORWORKS】
※注:2004年現在
私はこのcurve509のアルバム「curve509」のレコ発ライブがきっかけで、健一先生のボーカルに「本格的に」惚れ込みました。
その前の経緯を一気にダイジェストで!
L⇔R「HELLO, IT'S ME」でその存在を知り、当時よく一緒にカラオケに行ってた友達(L⇔RのFC会員)のさりげない布教活動により気が付いたらアルバム収録曲も覚え(主に「LACK OF REASON」)、その後たまたま知ったL⇔Rの武道館公演に「なんとなく気になって行って」みたくなり、ギリギリでチケットを取って見たライブはTVでの品行方正で物静かな彼らのイメージとは全く違うロック&ロールなステージで激しすぎるギャップに驚き、その後、ポニーキャニオン→ポリスターと時代を遡ってCDを集め、さあこれからのL⇔Rの活動が楽しみだと思ったらよくわかんないけど活動休止になってしまい、その後ちょっと離れていたらラジオから聞こえてきた健一先生のソロ曲「遠くまで」の歌詞《きっと大丈夫さ そのうちにうまくゆくよ》の歌詞に勇気100%貰い、速攻でタワレコでアルバム「B」と「first」を買い、そしてソロライブも行き「I'm Down」のカバーにおおお!となり、好きの矢印が右肩上がりに上昇してたところで「ベースの木下さんと一緒にバンドを組む」というニュースが飛び込み、それが「curve509」だったのでした。(息切れ)
で、このアルバム「curve509」のレコ発ライブが2004年5月9日にタワーレコード渋谷のB1にあった「STAGE ONE」でありまして、その健一先生のライブパフォーマンスを体験し、完全KOとなったわけです。
どこがツボだったかというと…。
Badfinger「No Matter What」
C.C.R.「Up Around The Bend」
の、カバー!!!
まるで、BadfingerとC.C.R.が憑依してるみたいじゃないか!
もともと洋楽、特にオールディーズ大好きだったので、感涙もんでしたよ。
この人はCDよりもライブがうまい!
うまくて、そして「すごい」ボーカリスト!
音程的にうまいボーカリストは沢山いるけど、「すごい」と形容できるボーカリストは黒沢健一とダリル・ホールなのです。自分的には。
上は高音から下は低音まで(あたりまえか)、バラードからロックまで、カラフルで多彩な表情を見せてくれる。魅せてくれる。耳が幸せになる。
ほぼ同じ時期に、curve509(パワーポップ)、健'z(カバー)、SCIENCE MINISTRY(サイケデリック)、MOTORWORKS(ハードめなパワーポップ)と、まさにその「7つの声=7 VOICES」で色んな声の世界を楽しませてくれたのでした。
んで。
自分で書いてて何だけど「くれたのでした。」なんて過去形にしたくないよね。本当は。
CDよりもライブがうまい、ライブで聴きたい声の持ち主がね。
まさか48才の若さで旅立つなんて。
何て皮肉なのだろう。
この「TOO LONELY TO SEE」は、ビートルズの「Sexy Sadie」っぽいうねり感っていうのかな。かっこいい!
curve509というよりは健一先生の歌のすごさを改めて噛み締める内容になったけど、うん。まあ、いいよね。
curve509の曲もサブスクで聴けるようになると嬉しいな。
作品は残っていって、そして聴き継がれて欲しいし、何なら誰かカバーして欲しい。
忘れ去られてしまうのが、一番寂しいもの。
途中から口調が段々変わってきてるわーって気づいたけど、もうこのまま投下しちゃうよ。
5月9日は、私にとってはcurve509記念日であり、健一先生の声に本格的に「沼った日」でもあるのです。
大切な、記念日😊