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シンプルな行動、複雑な思考(2)

サッカーJ1が代表ウィークのブレイク明けで再開される。我がフロンターレが代表に行っていた5人が戻りチームでどんなモチベーションを持って活躍をしてくれるのか楽しみだ。刺激を受けたであろう他のメンバーの動きも注目だ。

そんなサッカーの話を切り出したから思い出した訳ではないが、元代表の内田篤人が最近出ているビールのCMで、大人はシンプル、みたいなことを言っている。「ベテランの動きって無駄がないじゃないですか〜。」「無駄を削ぎ落として行ったらカッコいい大人になれるんじゃないかって。」確かにそうだろう。

無駄のないベテランの動きの裏には、それまで重ねた幾多の経験や、悩み抜いた思考があることを彼も良く知っていて、それがカッコいいと言っているのだと思う。

質を求めるためには量が必要だという主張があるが、これも納得で、ベテランが蓄積している経験は、まさに質を極めるための量にあたる。

我々年寄りは、この経験のストックは豊富に持っていることは間違いないが、単なる動かないストックになってしまっては何も生まないことは言うまでもない。経験は過去の事象でしかないから新しいことの役には立たないような印象もあるのだろう。ベテランの経験、知見を活かそうとする前に、こういった先入観、固定観念が広くあるのではないかと思う。

そんな世の中に、また、ドロップキックだ!

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