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子ども自らが幸せの尺度を見つける

人の幸せの基準って、ここ5年くらいで相当変わったんじゃないでしょうか。昭和の時代から2000年代くらいまでは、「いい大学に入って、いい会社に入って、そこそこの給料をもらって、子どもを育てて、大過なく老後を迎える」と言うのがほぼ全員の目的だった。でも、最近そうじゃないかもしれないとみんなが気づき始めてますよね。幸せそうなシニアマイルドヤンキーを見ていると、むしろ受験なんかやめたほうがいいと言いたくなります。親として、幸せの尺度が変わり始めたという事実を子どもに教えるべき時期にきているのかもしれない。

AI時代の子育て戦略 ページ68-69

やっぱり小さい頃から自分の感覚と向き合うための時間が必要です。でも、学校では自分の感覚を消したほうが幸せなんです。先生が求めている答えを出して褒められることを喜ぶ感覚にシフトしたほうが、学校では幸せに生きていけるから。でも、いざ社会に出てみて、学校と同じ環境なのかと思ったら、全然違うんです。「あれ、今までと違うぞ」ということになって、混乱が起きてします。

AI時代の子育て戦略 ページ70

就職には2パターンがあります。1つは自分の疾患や本音を開示して自分らしい働き方を獲得するための就職で、もう1つは自分らしさを隠して会社に適応するための就職です。両者の就職後の定着率を比較すると、前者の方が2~3倍近く定着率が高いんです。自分らしさをオープンにしないと、結局仕事が続かないんですよね。だったら最初から自分らしい生き方でチャレンジしたほうがいいに決まっている。

AI時代の子育て戦略 ページ71

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