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理想(思考)とハート

言葉にはタイムラグがある。

私の中で湧き起こってくる考えや思い。それが言葉(音)になるまでに少々の時間を要する。
この時間の長さは人によっても場面によっても違うが、思考がある限り誰にでもあると思う。

誰か特定の人と会話をしている時も、複数人で会話をしている時も。誰かに話しかける場面でも。

感じて→頭の中で考えや思いが浮かんできて→言葉(音)になる。

どんな場面でも、この順番で言葉(音)を発しているのではないだろうか。

この頭の中で出てきた考えや思いが言葉(音)になるまでの一瞬の間にものすごい葛藤が起きていることに気がついた。

特に思考が強い人は言葉(音)になるまでに多くの時間を要する。

わたしの考えが湧き起こって来ても 

こう言ったらこう思われるかな…
こう言ったらこう言われるかな…
こんな風に言ったら喜んでくれるかな〜
こんな話をしたら笑ってくれるかな〜

と、この一瞬の間に、あらゆるパターンを考えて一番わたしが理想としているパターンを瞬時に選んでいることが分かった。

理想と違えば落ち込み、思うように返してくれたら嬉しくなる。会話はどんどん進んでいくし、時間もどんどん流れていく。
そうしていろいろなパターンを考えているうちに言葉(音)にする瞬間を逃すこともしばしば…笑
そして、また次の言葉を考える。

そうすると、わたしの考えや思いはどんどんと置き去りにされていく。   

そうした表現されなかった思いが苦しみとなってわたしを苦しめているように感じる。

わたしの思いに気づいて欲しい。気づかせるために苦を生じさせている。何が苦しいのかはわからないけれど、どこかこの苦しい思い。

でも、身体は分かっている。そうじゃないんだよって。言葉にならなかった苦しみもあるけれど、それだけではない。
表現されなかったわけじゃないんだ。
ちゃんとわたしはその考えや思いに気づいていた。

ただ、言葉にならなかっただけ。

理想なんてのも本当はどこにもない。ただ、わたしに気づいて欲しいだけ。ただそれだけ。

そのときの"いま"を感じてあげればいい。
言葉にならなくてもいい。わたしがどう感じたかをわたしが感じてあげられていればそれでいい。

こんなに考えられるわたし、あなたはきっと優しいのだと思う。

だから、そのままでいいんだ。
なにも変わらなくていい。 
それがハートで生きるということなのかもしれない。

そしたら、もっともっと、自由でなんでもなくて、そして愛でいっぱいの世界が現れるだろう🌐




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