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光と影



まだまだ練習が必要な状態なんですけど、初めて挑戦した複雑な曲線のステッチやカットワーク
こちらも複雑でええ〜どこから始めましょうって感じでスタートし、なんとか完成

モノグラム(アルファベットを組み合わせたもの)刺繍が大好きで、去年の4月ごろから、通信で刺繍のクラスを受講しています。

昔の時代のリネンに刺繍されたアルファベットを見ると胸がキュンとしてしまい、見てるだけでしあわせを感じます。 自分でも刺せるようになりたいと始めました。

1ヶ月に1回課題に取り組んでいますが、間に合わなくて、できない月もあって、何点かはまだ手をつけていなくて完成できていないものもあります。まだ手をつけていないものが何点かある中で、新しい課題がくるので焦りつつも、自分のペースでやっていけばいいやと添削して欲しいものはすぐに取り組むようにしています。

一針一針丁寧に刺してるつもりでも、ちょっと丁寧さに欠けてしまうこともあって、そこを妥協しないでまた解いてやり直したり、途中でハァ〜となりながらも、集中し始めると夢中になれて、次の日結構肩こりですけど(苦笑)完成する時の達成感はなんとも言えません。

一番の難関は図案写しだと思っています。

図案をペンでなぞる、たったそれだけのことなのに、これが結構難しいんです。ちょっとした力加減でインクの出方が全然違うし、滑らかになぞれる時とそうじゃない時があります。(私だけ?)

図案を写す方法はいろいろありますが、水で消えるペンで写しています。
正確に写せないと微妙な線や太さが全然違ってきてしまうので、綺麗に写せるか毎回ドキドキしながらやっています。

今回の課題はかなり難しくて、本当に自分にできるのかしらと、始める前からちょっと諦めそうになっていたのですが、やってみないとわからないし、とにかく最後まで頑張ってみようとやってみたらなんとかできました。

反省点はいくつかあるのですが、初めての複雑なモノグラムに挑戦したので、ちょっとぐらいできていない部分があっても全然いいのだぁ〜と完成させた自分を褒めることにしました。

糸を刺すときも引き加減とかあって、強すぎてもいけないし弱すぎてもいけない、サテンステッチの芯も毎回全体のバランスを見ながら、入れていくので、いろいろコツが必要なのですが、こういう手仕事ってとにかく無になれるのでよかったりします。 

思考がなくなります。時に音楽を聴きながら、時に誰かのお話を聴きながら刺繍してる時もありますけど、基本的に静かな音楽聴きながら夢中になって刺してることの方が多いです。

刺繍し終えた後、刺繍の陰影を見るのが好き。

光があるから影ができて、その姿になぜかうっとりしてしまいます。

どんなものも光と影で成り立っていて、どちらかだけでは存在しないのですよね。影があるから光が際立ったり、光があるから影もあって。

どんな時もいい悪いじゃなくて、必要があって全て存在してるんだなぁと思えたら、目の前にあることをジャッジせずに自分なりに選択しながら進めたらいいなぁと日々思います。


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