記念すべき、初対話イベントを開催しました‼

こんにちは!!ブログを始めてみました(^^)わたしは人も自然も本来の輝きを持って共存できる世界を実現させたいと思っています。
そこで、環境教育・音楽・対話を用いて、境界線を緩め、安心できるつながりをつくっていく予定です。そんなわたしの記念すべき第一歩!

初めて主催のイベントをやりました

「人と動物と植物が共存する世界をつくる」という理念を元に集まった学生団体Tier Pflanze(https://peraichi.com/landing_pages/view/bbg4t)のみんなに声をかけて、NVC(非暴力コミュニケーション)を用いた対話のイベントを開催しました。

NVCとは人の感情や願いに焦点を当てた対話の方法で、共感を大切にしていきます。 人は感情や願いを受け入れられることによって、安心して本来の自分を見せることができる。だからこそ、行動や発言をいい悪いで判断するのではなく、どういう願いでその発言をするのか・どういう願いがあるのかに焦点を当てていくことが大切になります。

例えば、母親が子供を殴ったとき、「なんてひどいことをするんだ」「殴ってはいけない」と非難することはできます。しかしそのことによって、その母親は子供を殴るのをやめるでしょうか? むしろ人にばれないようにするようになるのでは…?と思うのです。

ここで、母親の感情に焦点を当ててみましょう。

苛立ち、不安、孤独、心配、悲しみ…そんな声が聞こえて来るように思います。


では、なぜそんな感情を抱くのか。それは彼女の中に、満たされたいもの・大切にしたいもの(ニーズ)があるからです。

子供に自分の意図を理解してほしい、子供が健やかに育ってほしい、自身の安全な環境がほしい、子供とうまくコミュニケーションをとりたい…

子供に自分の意図を理解してほしいのに伝わっている気がしないから、苛立つ。子供が健やかに育ってほしいのに、危ないことをするから不安になる。自身が安全に過ごせる気がしないから孤独を感じるし、子供とうまくコミュニケーションをとりたいから通じないことに悲しみを覚える。

そんな感情や願いをため込んでいるとどうなってしまうか。

腐ってしまいます。

思考や感情は流れるものです。その流れを止めたらどうなるか。せき止められた川の流れが美しさを保つことがないように、思考や感情も濁ってしまうのです。

だから、行動の裏に隠れた感情やニーズに共感して流す(手放す)必要があるのです。誰かに受け止めてもらえることで、空間に発することで、あなたの感情は美しいんだよ、と言ってもらえることで、そして自分自身が認識することで、手放すことができる。

感情や思考が流れ始めれば、新しいきれいな水がやってくる。

自分の行動や発言の裏にある感情やニーズ、それはその人の過去や考えの蓄積である潜在意識からやってきます。個人が自分の潜在意識を見つめ(古層に潜る)、他者と分かち合う(保留する、共感する)ことで、その人本来の輝きを取り戻すのではないかと 思っています。

というわけで、Tier Pflanzeという団体を個人が輝き、連携できる組織にするために、対話という切り口で仕掛けをしてみました。

こんなイメージを持って、対話をしました。


当日の予定


〈スケジュール〉
21:00~21:10 導入
21:10~21:20 自己紹介タイム
21:20~21:30 チェックイン
21:30~21:50 NVCワーク① ただ聞きただ語る時間
21:50~22:40 NVCワーク② エンパシーサークル
22:40~23:10 チェックアウト、ふりかえり
23:10~23:20 事務連絡、片付け

〈扱うワークの詳細〉
①ただ聞きただ語る時間
NVCの最大の特徴である「共感」を引き出すワーク。二人一組になり、語る側は心に浮かんできたものを場に出す。沈黙も大切にする。聞く側は判断するのではなく、受けとり、保留することを大切にする。話す時間は一人当たり3~4分を想定。


②エンパシーサークル
語り手の行動の裏にある願いを他者の視点からギフトするワーク。3~4人のグループで行う。1人が心に浮かんだ想いを話し、聞き手がその人から感じたニーズをカードとしてプレゼントする。話し手は受け取ったニーズの中から自分がピンとくるものを3つ選ぶ。


                                        ニーズカードの様子

当日の様子


今回のテーマは「あなたが今大切にしたいものは何ですか?」
最初は少し固い空気感でした。普段しないような話し方のスタイルに戸惑う人もいたようです。

わたしもつられて緊張してきて、「なにか気になることがあったら先に場に出してみてください。1人の痛みはコミニュティの痛みになってしまうから」と言った直後に、緊張の気持ちをその場に出しました。

するとフッと肩の力が抜けて、みんなの心に集中したいと思えるようになったのです。

それから、わたしはできるだけ、一人一人が自然に変化できるように、それぞれの人の心が心地いいように声かけを入れることを心がけました。

今まで考えたことや言われたことなどを一気に話すことはできても、その場にあった言葉選びをするのは難しい。修業が必要です。でも同時にすごく楽しかった。わたしの声かけがみんなに対してどう響いていったかはわからないけれど、結果的に、みんなが自分の心の奥にある大切にしたいものに目を向けて、人の心に耳を傾けることができたのではないかと思っています。

最後の振り返りでは「みんなもいろいろ考えていて、みんなそれぞれ違うんだなあ。」とか、「自分でも気づいていなかったことが言葉にされて腑に落ちた。」とか、「人の話を聞くことで自分の大切にしたいことが洗練された。」とか…たくさんうれしい言葉をいただいて、感無量…

2時間程の短い時間でしたが濃い時間を過ごすことができたように思います。

日常の中で、心の深いところで共感しあうためには時間も必要です。じんわりじっくりを大切に、定期開催していきたいと思います(^^)


いろんなことを書きましたがまだまだ修行の身…!!1つ1つの経験を大切にしていきたいと思います。

いろんな人たちと対話したいので、やってみたい!!などあればお声がけください。

最後に、このイベントを開催するにあたって相談に乗ってくれたみなさん、来てくれたみんな、ありがとーう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?