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Work as Life

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work as lifeの主眼は、個人の働き方や仕事に対する価値観のケーススタディです。目的は「フレキシブルな働き方」をしたい人の事例紹介。事例を知ることで、そういう働き方がある…
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楽しくて、誰かのためになることを。自分に飽きないテーマを見つけるには

利益の獲得と社会的な課題解決の両立を目指すソーシャルビジネス。Z世代やミレニアル世代が高い関心を寄せていると言われている。 しかし事業の継続には、お金が必要だ。自分自身の生活もある。そのため、ソーシャルビジネスは仕事として成り立つのか?との疑問を持つ人も多いだろう。 そんな人に知ってもらいたいのは「楽しくて、誰かのためになる」という発想だ。あくまでも中心には、自分の幸せがある。 ただし、自分が楽しいだけでも物足りない。滅私奉公でもなく、利益追求でもなく。 加藤愛梨さん

楽しいだけじゃつまらない。一度きりの人生を君はどう燃えるか

「ホワイトすぎる会社を辞めたい」と考える若者が増えている。「別の会社、部署で通用する人材でありたい」からだという。そうした価値観は、work as life的な思想との親和性が高いかもしれない。 AIを活用したコンサルティングを提供する株式会社To22(トゥートゥートゥー)代表・野間康平氏もその一人。京都大学工学部在学中に起業し、パナソニック、ボストン・コンサルティング・グループ(以下、BCG)を経て現在に至る。 そこにあったのは「燃える人生を送りたい」という思いだ。本稿

「海と人との課題は解決できる」打席に立ち続けたからわかった、圧倒的熱量の見つけ方

「一生をかけて打ち込めるものを見つけたい」。よく耳にする願いである。 なんとなく興味をもっている分野はある。でも、本当にこれでいいのか。「自分にはこれしかない」と自信をもって言えるのか。 そんな迷いをもつ人が多いように見受けられる。 「海に関することならば、どんなに大変なことでも乗り越えたい。成功の秘訣はやめないこと。それってやっぱり好きじゃないとできないんですよ」 そう語る廣田 諒(ひろた・りょう)氏は、海のSNS型プラットフォームアプリ「Be-conn」を開発・運用す

車のレースと釣りとコーヒーは深いところでつながっている。バリスタ流・幸福度が爆上がりする働き方

「バリスタ」という仕事があるのをご存知だろうか? 「カフェでコーヒーを淹れる人」という認識の人もいるだろう。それは半分正解であり、半分間違いだ。 今回紹介するのは、東京・清澄白河のカフェBeeslowでバリスタとして働く中楯聡氏(以下、中楯氏。)まったくの異業種からニュージーランドに渡り、バリスタに転身した。帰国後は自らの専門性を活かし、偶然をチャンスに変えている。 現在、中楯氏は会社員という立場ではあるが、彼にライフとワークの境界線はない。 本稿はワークとライフのバラ

“自分がやりたいことをやる”を続けた先にあった、すべての人に医療を届けるための起業

「僕のベースとしてあるのは、『自分がやりたいことをやる』ですね。会社に関わってくれる人も、それぞれのやりたいことをやっているのが一番。僕たちの取り組みに共感し、スキルや経験を活かして貢献してくれる仲間にも、ここで何をしたいのかは最初にしっかりと聞くようにしています」 そう答えてくれたのは稲垣大輔(いながき・だいすけ)氏。アジア・アフリカ向け医療機器管理教育システム・CeTraxの研究・開発・販売を行う神奈川県立保健福祉大学発ベンチャー、株式会社RedgeのCEOだ。 以前

日本企業にとって、アフリカは「チャンス」しかない。必要なのは社会貢献ではなく、「マーケティング」。

アフリカはもはや支援する対象ではない。 日本企業が製品・サービスを売り込むブルーオーシャン市場だ。 むしろ日本企業がアフリカからリバースイノベーションとして学べることも多い。 日本企業のネクストアクションは、アフリカ市場の解像度を上げるためのリアルインサイトを得ることだ。 本記事では、ケニアでヘルスケアマーケティングに取り組むAA Health Dynamics の代表である原健太(はら・けんた)氏に、アフリカ市場の攻略法について伺った。 本記事を読めば、アフリカでビジ