[45歳中年ポケカ⑬]忍び寄る病魔
〜あらすじ〜
3/23、ジムバトルの帰り道…
いつも通りの日常のはずだった…
激しく違和感を覚える45歳中年…
だがこの時は自分自身に起こっている変化に気づいていないのであった…
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3/24クリムゾンヘイズ争奪戦当日の朝
セガレ「パパ大丈夫?目の下にクマができてるよ?」
…ああ、昨日寝付けなくてな…、今日はこのデッキで挑むぞ。
ア、アルセウス様の威光にかかれば、どんなデッキも跪くことになるのだ…
おそらく今日はルギアにも当たるだろう。ハンマーで特殊エネルギーを剥がしてやろうと思って…
セガレ「……」
そ、そのためには先行取らなきゃ…あ、相手より先にトリニティノヴァ撃たなくちゃ…ス、スターバースで…ブツブツ
セガレ「…パパ、昨日からなんか変だよ?」
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そんなこんなでトレカショップに到着。今日のクリムゾンヘイズ争奪戦、参加者は25人。
ハアハア…アルセウス様、アルセウス様…
セガレ「……」
○一回戦:パオジアン・負け
○二回戦:ミライドン・負け
○三回戦:パオジアン・勝ち
○四回戦:ロストゲッコウガ・勝ち
○五回戦:古代バレット・負け
2勝3敗・まさかの悪リザ、ルギアに当たらず。
ア、アルセウス様!モウシワケゴザイマセン!ワタクシメノプレイガヘボイバカリニッ!
セガレ「パ、パパ!落ち着いて!」
全然先攻取れなかったから…手札にダブルターボ全然集まらないから…ブツブツ
セガレ「パパ…僕解ったよ…パパは今病気にかかっている」
…へ?…病気?
セガレ「パパは今、アルセウス中毒だ!」
ナ、ナンダッテー!
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こんにちは、ハリゴンです。
大谷選手の通訳の一平さん、ビックリしましたね。まさかギャンブル中毒とは。
一平さんのことは日ハムの通訳をやってる頃から知っているので、とても残念でした。大谷選手もこんなつまらない事でつまずいて欲しくないですね。
それにしても中毒というのは本当に恐ろしいものです。
きっと自覚のない内にどんどん蝕んでいくものなのでしょう。
かく言う私も…まさかアルセウス中毒に罹っていたとは…。
アルセウス中毒とは
略称:アル中。アルセウス軸のデッキばかり擦り続けると罹ってしまうポケカ病の一つ。
主な症例
先攻を取れないと酷くネガティブな気持ちになる。
始めのバトル場にアルセウスVを立たせられないと、全身の震えが止まらなくなる。
先攻2ターン目でトリニティノヴァが撃てないと、投了を宣言したくなってしまう。
ハバタクカミ、テツノイバラを見ると吐き気が止まらなくなる。
デッキ構築の際アルセウスV
ありきで考えるため、EXポケモンに対して憎悪を感じてしまう。
等々。
こんな状態でポケカをプレイしていても、ストレスが溜まる一方です。
しかしこの病の一番恐ろしい所は…自分はアルセウス軸しか使えないと思い込み、他のデッキを使うことに非常に消極的になってしまう事。
私の場合は初めてしっくりきたのがアルセウス軸だったということもあり、気付かぬ内にアルセウス教の狂信者になっていたのでしょう…。
アルセウス軸のデッキ以外は懐疑的に見てしまう傾向にありました。
セガレ「というわけでパパは今アル中だから、当分アルセウスは禁止ね」
何ということでしょう…。
主治医(セガレ)からアルセウス禁止を宣言されてしまいました…。
私はこれからアルセウス様抜きでやっていけるのでしょうか…?
セガレ「大丈夫だよ。ミュウうつ病を克服した人もいるし」
ミュウうつ病とは
Eレギュ最強と誉れ高いミュウvmaxデッキのレギュ落ちにより罹ってしまうポケカ病。
ミュウvmaxデッキ以降の相棒を見つける事が出来ず、色々なデッキを試してはミュウの事を思い出し咽び泣く。
しかし近年では克服事例もあり、重いミュウうつ病に罹りながらそれを克服し、ビッグタイトルの竜王を奪取したネ○ナチ選手はあまりにも有名。
…しかしセガレよ、パパはネヅ○チ選手とは違う…。あんまり複雑なヤツはちょっと…。
セガレ「大丈夫大丈夫。それにポケカは勝ち負けよりも、まず楽しくなくちゃ。最近パパ、プレイしてる時辛そうだったし。」
…そうか、そうだよな。まずは楽しくなくちゃな。
最近はお相手と闘っているというよりも、自分の理想の展開に持っていくために自分と闘っていたのかもしれない。
それはちょっと心が苦しくなっていくよなあ…。
よし!今度はやり始めのころのドキドキを思い出せるような、楽しいデッキを作ってジムバトルに挑むぞ!
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というわけでアルセウスvから卒業します。
安定のアルセウスとはよく言ったもので、私はその懐の深さにずっと甘えていたのでしょう。
しかし巷は桜の季節、新しいことをするにはうってつけです。
まだ何も決めていませんが、次回からアルセウスv以外のデッキで挑戦します。
アル中リハビリ編ということで。
果たして45歳中年はアル中を克服することができるのか…?
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