見出し画像

流産で失ったもの

流産手術体験記、少しずつ書き進めています。
短文ですが思い至ったことがあったのでこちらを先に。

流産で物理的に失ったものは胎児ですが、精神的にもいろんなものを失います。経験した方それぞれですし、経験した方によっては精神的に得るものしかなく失ったものは特段無い方もいらっしゃるかもしれません。
私もどちらかというと得るものの方が多く、特に「痛みを知る」ことができることはとても大きいです。
元旦那との離婚の際も思いましたが、痛みを知ることができてこれまでより多くの境遇の人に心を寄せることができるようになりました。
(その寄せ方がそれぞれの人にとって良いものになっているかどうかはまた「痛みを知る」とは別観点で、そこからの私の成長にかかってますが)
人への頼り方も少し覚えましたし、休養の大切さも学びました。

今回の2回目の流産で、私が一番失ったものは「自信」だと気付きました。
1回目もまぁ失ってはいましたが、今回の方がその度合いが大きい気がします。
我が家は旦那の方がより強く子供が欲しく、その可能性がまた絶たれて仕切り直しになってしまったので、
「旦那ってどんな女の子が好きなんだろう…(今の私はそれに当てはまっているのだろうか/私と言って欲しい)」みたいな
アイタタなことまで考える始末です。
流産原因はまだ検査中だし、旦那とちゃんと共に悲しみ支え合ったにもかかわらずこのザマです。

こう、好意の有無を執拗に気にする経緯が過去の離婚原因に依ることはよく分かっていて、相手が同じ人でないこともよーーく分かっちゃいるんですが。
分かってるから同じことを堂々巡りして考えることなど一切ないほど、まだ人間が出来上がっておりません。

気持ちを引きずるところが私の汚点だなと噛み締めながら、
旦那が休日出勤から帰ってきたらいつも以上にへばりついてやろうと思います。