株式会社geneが労務管理をきちんとする道のりと道筋を作った人事部長Aのお話①(´・ω・`)ものすごく働きたくない人が成果を出すこと

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法人管理室の取りまとめをしている人事部長Aという人物がいる(´・ω・`)

将来なりたいものはスナフキンだそうだ

ムーミントロール・ムーミントロール

端的に言うとものすごく怠け者だ、将来自宅の布団の中で指示を出して一生暮らしたいくらいのことを言い始める。

ただ、彼女は(そう、女性なのだ)株式会社geneが非常にブラック企業だった労務の状態をホワイトな状態と自負できるまでの色々な施策を実行した。

それは非常に興味深い、軍隊でいうところの、有能な怠け者に値する。そう司令官があっているのだ。

ちなみに、有能・無能、働き者・怠け者の分類は興味深い

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この表にあるように、有能な怠け者は自分が怠けるために仕組みをつくるのだ。

今回から、週1で彼女がどうやって仕組みを作ったのかを連載してもらう、ちなみに文才があるというのは、この人のことを言うのだろう。

リズミカルにすらすら読めるのは、文章力の証明だ。

ちょっとそこは嫉妬する。

ちなみに、タイトルからひどい

『わたしは働きたくない』

もう一度タイトルを繰り返す

『わたしは働きたくない』

以下本文(´・ω・`)

私は働くのが嫌いだ。

そんなのほとんどの人が嫌いに決まっていると思うかもしれないが、その働くのが嫌いな人たちの中でも指折りに働くのが嫌いだという自信がある。

また、私はお金が大好きだ。

願わくば人一倍お金持ちになりたいし、自分の生活や趣味のことを考えると、お金があればあるほど幸せになれる自信がある。

このふたつの両立がいかに難しいことであるかの想像はだれでも容易につくだろうが、世の中にはあくせく働かずともお金が入ってくる人もそこそこいるだろうし、諸々の事情で不労所得を得ている人もそこそこ存在する。

私はそういう人になりたくて、そういう人生に多大なるあこがれを抱いていた。

しかし、残念ながら私はごくふつうの一般家庭に生まれ育ったなんの才能もない量産型ホモサピエンスなので、あくせく働かないと大金どころか小金すら得ることはできなかった。

わりと早い段階から私はそのことを知っていた。

なぜなら、はたちを過ぎたぐらいのころから宝くじ、ナンバーズ、ロト6、ロト7、競馬などなどどうにかして働かずに大金を手に入れることはできないものかとさまざまな方法を試したもののそもそも私は幼いころから雑誌やテレビに出ている星占いを見ても生年月日などから自分で数値を出して調べる占いをしても常に金運とギャンブル運は☆1つのよろしくない結果しか出なかったしおみくじを引いても必ず要約するとおまえのところに金は集まらないと出るような運の悪さだったので、なにをしてもまったくもって儲からず、すればするほど金は湯水のごとく流れ出ていく一方だったからである。


そうなるとさすがに働くほうがましだと悟らざるをえなかった。

ちなみに株や投資はやらないのかと聞かれたことも何度もあるが、数字に関しては8+5の計算をするのに指を駆使するレベルで壊滅的なので、数字が並んで頭を使うものには手を出さないと固く誓っている。

そんなわけで働かずに金を手に入れるのは無理だと悟った私は、たまたまハローワークで求人を見つけた株式会社geneに応募し、たまたま社長が不在だったということで社長面接なしで採用内定をもらい、2013年の春、株式会社geneに入社した。

だいたいびっくりされるが、会社員としてまじめに働こうなんてみじんも考えたことがなく大学を卒業してからの10年以上ずっとフリーター生活を謳歌していた私にとっては、34歳にして人生初の正社員だった。

まあなぜこのとき突然正社員になったのかということについては別の話になるので割愛するが、今でこそ超ホワイト企業と胸をはって言える当社は、知る人ぞ知る、当時はバリバリのクソクソブラック企業だった。※注1

※社長注1・・・ちょっと傷ついた(´・ω・`)

めちゃくちゃぶっちゃけると、一般職であるセミナー運営職は大卒新卒並みなのに謎のみなし残業代を含む給与額、帰ると言うと上から嫌味が飛び帰りたくても帰れない空気、社長はめちゃくちゃ怖い、おまけに私はセミナー運営がまったくもって褒められるところがないほど非適職でさんざんの状態だったので(この件に関しては当時私の運営するセミナーにあたってしまった参加者の皆さまと講師の先生方に心よりお詫びを申し上げます)同僚のセミナー運営職のみんなが優しくていい人ということ以外、なにひとつ良いことがなかった。※注2

※社長注2・・・かなり傷ついた(´・ω・`)

 こんな会社すぐに辞めてやるとフリーター生活が身に染みついていた私は毎日思っていたが、当時の私はもう30代も半ばで、辞めたところで貯金もなければ行き場もないし、辞めたいともらせばなんだかんだと言いくるめられてひきとめられて辞めさせてもらえない。

と、そんな人生初のブラック企業ライフを送り日々憔悴しきっていたのだが、ある日たまたま喫煙所で遭遇した社長に「5年後、給料いくらほしい?」と聞かれた。思えばこれが転機であった。

 私はものすごく素直に「貰えれば貰えるだけたくさん欲しいです」と答えたが、社長は「具体的な数字を言え」とあきれたように言った。

当時の私は脱フリーターしたばかりで、geneに入る前年は1年間遊びほうけていて6月に設定された住民税が9月に支払い終えるレベルのひきこもりニートだった。

そんな私に具体的な数字を言えとは、この社長とんでもないことを言いよるな、ああおそろしい、とビビりながら「はあ、じゃあ手取り30万円ぐらいですかね」と私は答えた。すると社長は「その金額ならうちの会社だと○○の役職ぐらいだからそれなら出世しろ」と言った。はあそうですか、と私は適当に流した。

くり返すが私は10年以上フリーターをしていた。内訳は長期バイト、単発バイト、派遣社員、契約社員とさまざまだが、基本的に非正規雇用の従業員は正社員の従業員から指示を受ける立場にあり、自分で誰かに指示を出すことなどほとんど経験がなかった。

役職といわれてもまったくぴんとこなかったし、給料は安いし超絶ブラック企業だが辞める辞める詐欺のように辞めずに残っていた※注3私は誰かの指示を受けてふわっと働いて生きていけるならそれでもまあいいか、とそのころにはもう半ば人生をあきらめていた。そんな私に出世しろ、と社長は言った。

※社長注3・・・痛い、こころが痛いよ(´・ω・`)

まあみんなに言ってんだな、と聞き流す以外できるわけがなかった。

が、思えばここから私の人生は変わりはじめたのだ。「働くのはいや」だが「お金がほしい」という強欲な私が選んだ最終的な道は、その「出世」だった。


 はじめは消去法でリーダー(課長)という役職をもらった。私より先に入社した同僚兼先輩たちがみな異動になったり退職したりして、リーダーになれるのが私しかいなかった。もうほんとうにただの消去法だった。正直やれるわけねーだろ、と私は思っていた。

しかし、いざ課長職に就いてみると、これがもう大変に性に合っていた。

まずなにがよかったかというと、セミナーの運営をしなくても良い。最高。

講師の先生に連絡しなければいけない案件があれば部下に指示を出せば良い。最高。

自分でやらずとも仕事が進むという環境が、極力働きたくない自分の肌に非常にあっていると私は気づいた。

出世するといわゆる実務というものが減る。

基本は部下に指示を出し「やあやあみんな仕事の調子はどうだい」と声をかけてまわり、業務の進捗や部下の働き方を管理し、トラブルがあれば対応して謝罪をする。

なるほど管理職とはそういうものなのか、と私はリーダーになったあとに知った。

何度でもくり返すが、私は「働くのはいや」だが「お金はほしい」という欲深い人間だ。※注4

働くのはいや=実務をしなくて良い、お金がほしい=役職手当がもらえる。なんだこれ最高じゃないか!? と気づいた私は、出世だ!! 出世をしよう!! と自分の中の出世欲をめらめらと燃やしたのだった。

※社長注4・・・文章で書くとひどいな(´・ω・`)

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