なぜ、普通の人が普通にマネジャーになるのがこんなに難しいのか?医療・介護は特別なのか?~三流マネジャーは最高のチームの夢を見るか?~

三流マネジャーである。誰が?ぼくがだ(´・ω・`)

プレイヤーとしては5流くらいで、経営者としては間違いなく38流くらいのランクである(´・ω・`)

こういったものは月商や規模とはあまり関係がない。月商100万円を超えたときも1億円を超えたときもぼくは、ぼくであり、別の誰かになったわけでもないし、しんどいのも面白いのも変わりがない(´・ω・`)

規模が大きくなったのは、ぼくの能力とは別に時代がよく、そしてたまたま決断ができ、継続をすることができたからであり、重要なことは、自分の能力を見定めることだと思っている。

偉そうに講釈をする立場でもないし、ましてや学会で話をするのも、申し訳ないと思っている。

まあ、何もかもうまくいかない人生だったので、継続するために意味を考えなければならなかったという視点では、ぼくはこう考えましたと伝えるくらいには意味があるかもしれない。

そう、何もかも上手くいかない。

スタッフのモチベーションをあげようと声をかけて余計なことをいうこととか、会議のファシリテーションを進めようとぼくしか話をしない会議を繰り返したりとか、個別の事情を最大限考慮しようとして例外だらけのルールになるとか、まあまあ、何もかもうまくいかない。

それでも、困ったことに(本当に困ったことに)ぼくは、この自分のしている仕事が好きである。

世界で一番すばらしい仕事であると勝手に信じている。狂信的である、ファナティックである、カルトである。

ひとり教祖、ひとり信者である。

利害関係のない人間が見ていたら、微笑ましく思うだろうが、利害関係のある直属のスタッフなど、殺意を覚えることも何度かあったろう。

こういった自分を振り返ると自分は困っていないけど、周りが迷惑するというなかなかになかなかな、迷惑な存在だと自分でも自覚している。

いつものごとく前置きが長くなった。

本題である。ぼくの採用している仮説に、医療・介護職のマネジャーは難易度がとんでもなく高いというものである。

動画配信事業などの一般企業としての部分と介護保険事業の両方を真剣に行っている立場の人間だからこのくらいは言うことは許されるだろう。

誤解があるといけないのは、医療・介護のマネジメントが一般企業のマネジメントと内容として難しいといっているのではない。

マネジメントは両方とても大変な仕事であり、マネジャーは才能も努力も運も必要なものだと思っている。

医療・介護分野のマネジメントを難しくしているのは、その労務環境と前提として仕組みが問題だと考えている。

そういった意味では、半端なく足枷のある環境であることが多く、逆にいえば、マネジャーの能力でカバーできない環境要因が大きいと思っている。

念のためお伝えするが、これは医療・介護だけでなくそういった環境要因が整っていない組織全般の問題であるとお伝えしておく。


理由は5つだ。
1 自分で値決めできない→優秀な人材にコストを掛けられない
2 保険制度の根幹は個々の能力ではなく、資格者が労務提供している時間計算→給与などに差を設ける客観的な根拠が弱くなる
3 人手不足による採用コストの増大→採用時のゲートがゆるくなる
4 組織のトップの医師の労務管理の意識が非常に薄い
5 リハスタッフ限定でいうと、急激に拡大した職種→管理のロールモデルに出会うことが少ない

これから、しばらく、ぼくという3流マネジャーがどう考えているのか?ということ≒ぼくが採用している仮説について、週2~3回くらいで書いていこうと思うのです(´・ω・`)

ぼくが採用している仮説なので、こう考えろというものではありません。

世の中はひろく、ぼくの心はせまく、そして世界の多様性を感じてもらえたら幸いである。




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