人事部長Aのおはなし：クリスマスイブ特別編(´・ω・｀)かとうと私、時々社長

先生、読者が待っているんですと毎週、人事部長に原稿の催促をしている(´・ω・｀)

〆切を守ってくれる人なので、ぼくも助かります(´・ω・｀)

今回はクリスマスイブ特別編：かとうと私、時々社長

正直に言おう。終着点の見えないこの記事だが、はっきり言ってネタがない。前々回はりきってルールブックについて書いていくと宣言したところ書いている私の許可を得ずに社長が勝手に新シリーズのようにタイトルを付け替えてしまったのだが、ルールブックに関して私が言いたかったことは「私は働きたくないが金はほしいので当時ただのセミナーチームのリーダー（課長職）だったにも関わらず業務外であるルールブックというものを作った」というそこだけだったので、正直これ以上書くことがない。※

※あるだろう、めちゃくちゃあるだろう(´・ω・｀)

　そんなわけで本日はちょっぴりハートフルでスペシャルな番外編を送ろうと思う。
　題して＜かとうと私、時々社長＞！　メリークリスマス！※

※メリークリスマス(´・ω・｀)

　かとうといういきものが、gene設立後はじめての正社員スタッフでありながら一度退職したあと再び出戻ったスタッフでもある、ということはご存知の方も多いのではないかと思う。

退職していなければ間違いなく当社で最も社歴の長い男であったのだが、ふしぎなことに、私が入社した2013年3月、かとうは存在していなかった。

まあ単に休職していただけなのだが、入社から2ヶ月ぐらいが過ぎた、あれは5月だったか「休職中のスタッフが戻ってくる」という話を聞いたときには、へーそうなんだこんなクソクソブラック企業※なのに戻ってくるんだなあ、という感想を私は抱いた。

※もう慣れた、好きに言うがよい

　そのときヌンっと現れたのがかとうといういきものである。私の衝撃がおわかりになるだろうか。ででででけえーーー！！※　という印象のもと、にこにこ笑顔のかとうはセミナーチームへ戻ってきたのであった。

※現在のBMI45である、体重ではない、BMIが45である、理学療法士ならこのヤバさがよくわかると思う

　私は今も当時もけっこうかとうと仲が良いと思っているが、本人がどう感じているかはわからない。

かとうとは似たような趣味（彼はひとりでキャンプに行ったりフェスではしゃいだりするアクティブな面を持っているが、共通しているのはそうではない彼の陰の部分である）があってよく話すようになった気がするが、じつはなにがあって仲良くなったのか、まったく記憶がない。ほかのスタッフとの最初のやりとりなどはなんとなく覚えているのに、かとうに関してだけはででででけえーーー！！　という第一印象を覚えたこと以外、驚くほど記憶がない。

おそらく「かとう！　あなたかとうっていうのね！」※という夢か現実かわからないようなファンタジーな出会いがあったのだろう、気づけばかとうはそこにいたし、私はかとうとよく話すようになっていた。

※もしかして元ネタがわからない人がいるかもしれないので、トトロの一場面です(´・ω・｀)

　かとうと私の話をしようとすると思いだすのは、健康診断の結果用紙を開いて前年よりもぎょっとするほど増えた体重を見た私が当時となりの席だったかとうに「かとう……わたし痩せることにするわ……」とポッキーをぼりぼりむさぼり食いながら話しかけたことだとか『君の名は。』というアニメ映画が流行ったとき「どうせリア充の話だろ。堂々とイチャモンつけるために見に行ってくるわ」と鼻息荒く映画館へ行ったはずのかとうが翌日には「めっちゃよかった。もうめっちゃよかった。Aさんも見たほうがいい。

「めっちゃよかった」と作品を大絶賛する新海信者になっていたことだとか（なお、その気持ちは今も変わらないらしく『天気の子』も何度かリピートして絶賛していた）、まあ書ききれないほどいろいろあるのだが、私はこのかとうといういきものに関してひとつだけものすごく心配していることがある。

　今回ふつうの人間を装うべく冒頭に「メリークリスマス！」などとはしゃいだ文字を書いてみたが、私とかとうはいわゆるコミュ障の反リア充過激派※である。

※社長もです(´・ω・｀)

気持ちの上では世の中のリア充に対してナイフを向けグレネードベストを着用し手榴弾をたっぷりと詰め込んで生きているのだが、コミュ障ゆえに手榴弾のピンを抜くどころかリア充全開な話を聞くと「へーそうなんですねーへーすごいですねーすごーい」と笑顔で相づちを打ってしまう弱いいきものである。

これまでの人生の中で我々のような存在はこうすることでしか社会を生き抜くことができないと察した結果なのであるが、おかげで人当たりが良くコミュニケーション力が高いと勘違いされ、かとうの絹ごし豆腐メンタルはときどき崩壊してしまう。

　私とかとうの大きな違いは、このメンタルという部分である。

私はこれまでの記事から察していただけるように、けっこう若いころからさまざまなことを割りきって生きてきた。

働きたくはないがお金は欲しいという信念を貫くために永遠のフリーターを宣言して大学卒業後10年以上もフリーターときどきニートな生活をしていたし、正直、自分が楽しければ人からどう思われようがどうでもいいやと思っているところがある。

以前「おまえほど人目を気にしないやつもめずらしい」と社長に言われたことがあるが、まあそうなのかもしれない、法を守り人様に迷惑をかけるような生き方をしていなければいいだろう、と私は自分のためだけに生きている。

　が、かとうは絹ごし豆腐メンタル（本人命名）である。※

※そこがかわいいところなのです(´・ω・｀)

指先でそっとつついただけで壊れてしまうやわらかさで、ふとしたきっかけでパーンとかたちもなく破裂してしまう。

その結果が休職や退職だったわけなので、もしかしたら、そんなに繊細な絹ごし豆腐メンタルなのに私や社長のようなすぐにかとうをからかうおちゃらけた人間と付き合っていて大丈夫なのか？　と心配される方もいるかもしれない。

しかしそこは安心してほしい。

私と社長はかとうといういきものが大好きだし、おそらく本人にもその気持ちは伝わっているだろうし、私と社長はかとうの上司という立場ではあるが、私にとってかとうといういきものは戦友であり類友だと思っているし、社長にとってはもはや、かとうといういきものは生きていくためになくてはならない存在でつねにそばにいてほしい大切なぬいぐるみのようなもの※なのだと思う。

※かわいいよ、かわいいよかとう、社長の恋人と言われていますが違います、金銭契約なので愛人関係です(´・ω・｀)

　私はどうかかとうにも楽しく生きてほしいと思っている。

かとうが「お金はほしいけどふわっと生きていきたい」というたびに、こんな大きな体をしてなんて繊細ないきものなんだろう、そのうち傘をさして飛んでいってしまうのでは？　と心配になるのである。

　……と、これを読んだかとうはきっと号泣しているだろうな、ふふ、とほくそ笑みながら最後にもうひとつだけエピソードを追加すると、先述したように己が絹ごし豆腐メンタルである自覚があるかとうはその昔社長に「Aさんみたいになるにはどうしたらいいっすかね」と聞いたことがあるそうだ。私は社長のこのときの回答を非常に気に入っている。

「かとう、虎は生まれながらにして虎なのよ」

　そんな虎の本日の夕食は日清カップヌードルの北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードル※である。

※冒頭者の写真である、ちなみに言っておく、弊社のお給料は安くないからな、自慢できるくらいだからな、この人は自分の選択でシーフードしているのです(´・ω・｀)

働きたくはないがお金は欲しいという強欲さを主張し、楽しく生きたいというモットーを掲げるというのは、つまりそういうことなのだ。

世の皆さんが「そうだ、ケンタッキーへ行こう♪」とはしゃいでいる中「めちゃくちゃうまいし今食べたい気分だから」という理由で北海道濃厚ミルクシーフー道ヌードルをコンビニで買う、そんなメンタルをどうかサンタさんかとうにプレゼントしてくれないかなあ、と願うきよしこの夜であった。メリークリスマス！※

※メリークリスマス！！

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