まあ、会社をやっていると色々あるのです、普通の理学療法士の理解がバグっていて大変だったこと(´・ω・`)

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉を鉄血宰相ビスマルクが言ったそうだ。

鉄血宰相もカッコいいし、ビスマルクというのもカッコいい(´・ω・`)

両方ともカッコいい鉄血宰相ビスマルクが言うのならほんとだろう。

まあ、言わずもがなぼくは、愚者のほうであり、そしてそれが故にまあまあな経営上の失敗を繰り返したことについて(´・ω・`)

20代の頃、まあまあ色々なことを頑張っていた。29歳の時に愛知医科大学の痛み学講座をリタイアした最初の土日は、どうやって土日を過ごしていいのかわからないというのが正直な気持ちであった。

職場も楽しくやりがいがあり、学会発表だ、新規事業だ、イベントだと色々な経験を積ませてもらい、毎週金曜日は、名古屋大学で論文の輪読会があり、土日で慢性疼痛の研究をする日々を送った。

そういう環境にいたからだろう、日本の理学療法士はみな、学会発表をしていると感覚的に思っていたし、論文を書くものだと考えていたし、土日はどこかで研修を受けているものだと思っていた。

そこにグラデーションがあるのは理解していたが、それが0とは全く考えていなかったのだ。

そうなると、会社を経営して理学療法士を雇用するときに、まずは、土日で開催していたセミナーに無料で参加できるというメリットを強調した。

ほら、みな涙を流すほど感謝して喜ぶだろうと、ぐふふと皮算用をしていただが、みな、参加しない。おいおいおいおいおいおい、吉尾雅春先生や森岡周先生や林典夫先生の講義が無料で聞けるんだぞ!!

といっても、そもそもその先生を知りませんという回答をもらった。

そう、ぼくの世界が崩壊した瞬間であった。森岡周先生を知らないだと・・・・・・・・(´・ω・`)

そこからぼくの普通の理学療法士像の輪郭を掴む旅が始まる。

1 普通の理学療法士は土日に自腹で研修会などに参加しない。

2 学会発表をしたことがない

3 無料でも学ぶことをするのは20%(これは様々な場面でフリーで提供した結果、面白いくらいに20%の人しか見ない)

これは、別にバカにしているわけでも卑下をしているわけでもない。正確な輪郭を掴めなければ、雇用し成長を促す戦略をとるときの方法を誤るからだ。
正しい問いの設定をしなければ、正しい回答は降りてこない。

ちなみに、土日の研修など当たり前だろうとか、学会発表はほぼ義務なとか、自己研鑽は続けるのが普通だろとかそういった戦略を普通の理学療法士に当てはめるとガスガス退職する。

気持ちのいいくらいみな退職する(´・ω・`)

そこから導き出された戦略は理想を下げたものではない。現状に合わせ、今あるものに1だけプラスする戦略に変えただけだ。

ただ、そういった失敗があったので、研修班による研修を平日で組み込んだり(前は時間外命令を元に3か月に1回土曜日に行っていたが、それもものすごく負担だという声が多くあり、平日に組み込むようにした)

学びたい人が学べる補助をするようにしたり、大学院への奨学金を整備したり、研修費を設定したり、ラダーを等級制度と組み込み給与と連動させたり、まあ頑張った(主にスタッフが・・・ぼくは椅子に座ってあーこりゃこりゃと言っているだけだ)

だから、いや、ほんと弊社が提供しているリハノメに個人で入っている人など、ほんとに上位5%だと思っている。

少なくともその層の期待を裏切らないものを提供したいと思うのです。

サポートいただきましたら、社会貢献のために寄付をしたいと思います。 年に2回おこない、寄付に関しては報告をいたします(´・ω・`)