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ジョグ中毒者の末路日記

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近年自転車よりもジョグ中毒になっておるおっさんのランニング日記。
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#ONTAKE100

ジョグ厨、サンダルで走ったってよ ONTAKE100k 2024

びゃゃーゃゃぁーんん。って感じのブザーがスタートの合図だった。 時計のボタンを押して走り出す。 (のこり106km) 初レースだった昨年に続いて2回目のONTAKE100(100kmくらいの部)でこの間2つもレースに出ていたので、我を忘れることもなく落ち着いている。一緒に行ったサイサイ選手、チェル選手、テラサワ選手をはじめ練習、、ではなくウダウダ仲間の選手たちもだいたい近くにいる。 予報は雨。ということです雨用サンダルで濡れながら走りたいのにしばらくは降らないのでひとま

Shut Up Legs. |ONTAKE 100k (後編)

(前半から続き) 入りの1kmはさっきと逆に前半ループを終えた選手とすれ違う。ヤマネ選手、のんちゃん選手、これまたスタートで改めて初めましてーをした岡山猟師のハダ選手と、たくさんすれ違う。姿を見ると気力はさらに充実した。 しかし、それらの姿がなくなり、前後に選手の気配もなく、後半ループの上りが始まると、気力はあっさり雲散霧消した。お前どこ行ってん。お前がイケる言うから出てきたのに、まだ50kmも残ってんねんぞ。責任取れ。そう思ってもあとの祭りである。おまけに今となっては上

Shut Up Legs. |ONTAKE 100k (前編)

"Shut Up Legs." この言葉が頭の中をぐるぐると回っていた。 脚が言うことを聞かないどころではなかった。動かない。「脚が棒のよう」とはしばしば聞くが本当にそれ。ただし、付け根から足先までが一本の棒になっているわけではなかった。上下2本の棒が真ん中、つまり膝、にあるコントロールのできないぐらぐらのジョイントでつながっている感じ。重心をきれいにそのジョイントの上に乗せないと、意図に反して、途端にバランスが崩れカクンと折れてしまう。そうならないために僅かに働く筋肉を