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2022年、まず初めに言いたいこと

OKARAのウルト、”白目”が発動した。
というより、
黒目が、突然の衝撃に耐えきれず、表舞台から姿を消した。
ざわついている。OKARAは今、心がザワついている。
夫「え?それ、もしかしてそれカイジ?
さっきからずっと『ザワザワザワザワ…』って言ってるけど、
それ、カイジ?」



会話の始まりはいつも唐突だ。
黙々と作業してるOKARAに夫が遠慮なく話を振ってくる。

夫「最近さ、パソコンの前で文字打ってないよね。飽きたの?」

O「べっ、別に…そんなことないよ。」

夫「ふーん。そう。じゃ、なんか読ませてよ。」

OKARAの体が一瞬にして固る。

平静を装って、
O「えええっ?なっなに?急に?め、め、珍しいね。」

と言いながら
アクセスしてなさすぎてうまくログインできるか自信がない
noteの自分のページになんとか辿り着き、
一番当たり障りなさそうな(彼に直接関係なさそうな)トピックのnote
飼い猫に本気噛みされた話』のページをタブレットで開いて渡す。
OKARAが、夜に飼い猫に左手のひらをガブリとやられ、
抗生剤を打ってもらうためにイマージェンシーに駆け込む。
という、要約するとたった二行。
ドラマも、発見も、特別感も、事件性も、読み応えも、感じることの方が難しい出来事。
大してスペシャルなんかじゃないOKARAの日常を、
なんとか表面上だけは取りつくろうと
意地と根性と執念で文字だけは稼ぎまくった誰も得しないnote。

しかし、謎だ。
なぜ急に、OKARAのnoteなんかに興味を示したのか?
机に向かい、固くなってる粘土にワセリンをぶち込んで、全身運動で粘土をこねているOKARAの背中の後ろ側では
タブレットのスクリーンに指を滑らせている夫がいる。
どうでも良いけど、OKARAは今、粘土遊びに夢中。
それにしても手汗、すごいな。
できれば全身全霊コネコネチマチマやらせておいて欲しかった。
放っておいてほしかった。
心なしかいつもより粘土がベタつく。


はっきり言って、ここのところ
自分がnoteを書いていたことさえすっかり忘れていた。
気の向いた時にTwitterをチョチョッといじるくらいで、
そのくらい文字と離れたところで生活していたのに。

それが今、OKARAは、全神経を背中に集中させ、
背中面一眼となって、noteをスクロールさせている夫の動向を注視している。

夫「長い」 

夫「長い」

ザワザワ…

夫「三分の一読んでも、まだ噛まれない。」

ザワザワザワ…

夫「おおお、三分の二くらいで、やっとガブッときた。」

ザワザワザワザワ…

ねえ。
白目をつくるために
睡眠不足にも関わらず黒目をもちあげ続けている
OKARAの目の筋肉に心からの労いと謝罪をしてほしい。
きっとその気はないんだろうけど、
ピンポイントで急所をついてくるよね。
鮮やな一撃すぎて、ほんとまず目にくるんだよね。
その後、ザワザワ言わせるよね。

タイトルが、『飼い猫に本気噛みされた話』だからって、
まさにその”猫に噛まれた瞬間”一点だけを目指して、
文章中からその箇所を探しに行く人だって、
そりゃこんだけ世界は広いんだから当然いるでしょう。
そんな人が自分の横にいることだってそりゃまあ、あるでしょう。
そんなことを今更ながら教えてくれたね
ありがとう。

ずっと、
夫「どこ?ガブリ?どこ?まだ?ガブリどこ?どこ?まだなの?ガブリ?ねえ?」
とか言いながらnoteをタブレットでスクロールさせる夫は、
何年一緒に住んだって理解不能。
同じようなボディの形してるからよく同じ人間だって錯覚するけれど、
みんなタイプから能力から特性から何から何まで全然ちゃうもんな。
もう、ガブリなんてどうでもいいから、早くジブリでも見てきなよ?

OKARAの4000文字をゆうに超えるにnote対し、
「長い」のたった2文字で返してくるその感じ。
海底で物陰をゆっくりひっそり誰にも迷惑かけないで泳いでいたら、
突如モリで一突きにされ、一気に水面から引き上げられる感じ。
「なんか長いヤツ見つけた!長い!想像してはいたけど、やっぱバカ長いな!」
って辱められる位の無遠慮さ。
「OKARAは激怒した。」
って言いながら突然走り出し、
家のエリアを一周し、帰宅して
「勇者はひどく赤面した」って言う
鉄板ネタ『超時短版!鬼走れメロス』を、
ここらでビシっとキメてやろうかと思うくらいには動揺した。
でも、同時に
その無遠慮な 馬鹿正直さ、はっきり言って嫌いじゃない。


いつも鵜飼の鵜みたいに、夫が半ば強制的に、ゲボゲボ文字を吐き出す様を
OKARAは楽しんでいる。
それに対抗するかのように、
時に夫は、OKARAの、何層にも包まれ守られているとうもろこしの皮
みたいなものを、全部むく。
瞬殺でむく。
てっぺんから間抜けに生え散らかしているヒゲまでむしり取る。
ああ、もう全部丸見えだ。
眼前に「結局これしかないんでしょう?」って”黄色い剥き出しとうもろこし”を突きつけてくる。

どんなに装飾しても、どんなに綺麗なパッケージに包んでも、
結局OKARAはOKARA。それ以上にはなれない。
小賢しいことせずに真摯にやれよ。
偽りで時間を無駄にするなよ。
って。
迫ってくる。
取り繕ったって無駄だ。

さて、今回はいつもの半分の長さまでには収めた。
最善は尽くした。
さあさあ、思う存分
文字の羅列の中から、ほしいものをお探しください!

あ、挨拶が遅れました。
今年はチマチマとポリマークレイなんかで遊んでいます。
あと、それ以外にもやりたいことはたくさんあります。
が、それはまた別の機会に。
とにもかくにも、2022年、
ぼちぼちnoteも再開していけたらと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

心地良いプレッシャーをありがとうございます!もっと面白くなるかどうかは、あなたにかかっていると言っても過言ではないのです!今後も、”全力の合いの手”をよろしくお願いいたします!