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首都圏ノンセクト・ラジカルの10年代を概観する⑤

第二期DA(2015年度〜)

① メンバー → 省略


② 目的・目標

沖縄と同じような運動、泊まり込みで抗議し、長期的な目標として議場占拠、中期的な目標として、人を集め、正門前でハンストし、車道を占拠する。なお、ハンスト実以降の運動は、明確に言語化していないため、独自の獲得目標などは存在していない。市民運動との連携を継続して行っていく。学内運動が展開できなかったが、学生寮やシェアハウスへの建設の計画を進めていく。DAの活動はより、沖縄の政治課題へコミットしていくことになる。


③ 行動の軌跡(2015年〜)


1.新歓闘争と各大学の動き

 4月に各大学でビラ配りを行なった。学内に入ってビラを配ることはできなかった。学生の反応も悪く誰一人獲得できなかった。これが学内運動から遠ざかるきっかけとなった。この頃、上智では学生懲戒規定が定められた。慶應では自治会運動の選挙戦を手伝い、慶応コミュ研のサークル建設を試みていた。立正大学では民生の立ち上げた「安保法に反対する会」などへの参加など。


2.学生ハンスト実行委

 専大生と共にプロジェクトとして「安保法案成立を阻止し,安倍政権を打倒するための学生によるハンスト実行委員会」を立ち上げ、8/27の14時からハンストを開始した。8/31と9/1にそれぞれ1人、9/2の16:30に全員離脱した。ドクターストップがかかったため、148時間でハンストを終了した。

 6/13に専大生と顔合わせを行なった。8/1の会議でハンストを行うことを決定した。その後、会議を繰り返した。正門前や夜は経産省前テントに引くなどの案が出されたが、結局は参議院会館前で行うことになった。8/30の国会前行動のときのみ国会前へ移動していた。メディアへの事前告知も行った。

 ハンスト期間中は1日3回の集会を開催し、菅直人、吉田忠智、福島瑞穂などをはじめとした有名議員が応援演説へと駆けつけてくれた。東京新聞、北海道新聞、中国のフェニックステレビによる中継、機動隊が定期的に確認しに来る、夜中に弾圧に来て、弁護士を呼ぶなどの揉め事も起きた。また、全労連・全労協の集会が隣で行われ、発言するなどした。ハンスト終了後はこの枠組みを「直接行動」として名乗った。


3.安保法関係の抗議行動 → 省略


4.「9・16」の逮捕について

 9/16の抗議にて機動隊を相手にスクラムを組み抗議をしていた最中に、DA関係者3人が逮捕される。逮捕後すぐに救援が開始される。一人は2日後、二人は10日で釈放される。勝ち目のない押し合いであったし、見せしめとしての逮捕である。中央署・品川署に拘留された。地裁前や各警察署前で抗議を行った。


5.沖縄の運動への参加

○沖縄派遣(9/14-9/17)

○沖縄派遣(2016年、2/23-2/29) 沖縄にはDAから10名ほどが現地入りした。


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