盗まれないGT-Rの作り方ーその1
盗まれたくなければ見られない事
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GT-Rを所有している場合、遅かれ早かれ盗まれます。
盗まれるないしは、盗まれそうになるか。
永久に盗難と縁が無い生活を続けるのは無理であると考えて下さい。ブローカーにとっては、それくらい盗みたい品物であり、簡単にお金になる宝石みたいなものが家の前にむき出しで転がってる(駐車されている)と思って下さい。
ここではターゲットにされにくい保管方法を紹介します。
何もセキュリティアイテムを使わない段階で、これくらい気をつけていただきたい。それがGT-Rというクルマです。
窃盗犯に人気のGT-Rを盗まれないようにする…厳密には盗まれる順番を限りなく後回しにしてもらうには、どうしたらいいか?
まずは見られないこと。
ここにGT-Rがあるということを知られないことが大切。
ですから青空駐車場は論外です。丸見えですから、確実に窃盗犯のリストに入ります。保管状態も傍目に分かるわけですから、ハンドルロックやホイールロックの類いの有無、カーセキュリティが装着されているかどうか、クルマの前に門扉があるのかどうか。こういった事前情報が筒抜けになっています。(これらの対策も時間稼ぎが出来るもののリストから外す材料にはなりません)。
対策としては、最低でもボディカバーで車種が分かりにくくする。盗難対策の有無がわからないようにすること。これだけでリストの順番は多少後ろ倒しになります。
ボディカバーを付けるのが面倒。雨の日に濡れたままカバーを被せたくない、カバーがこすれて塗装に傷が付く?
そんなことより盗まれないことが優先です。盗むときはドアをバールでこじ開けたり、キーシリンダーをドライバーで回したり、完全にぶっ壊されます。多少の面倒くさいとか塗装のキズとかはどうでもいい状況になります。
さらにシャッター付きガレージ内に保管して、外からは見えない状態であればベターです。ここで勘違いして欲しくないのは「ガレージ内は安心」ではないということ。
ガレージのキーは簡単に解除できますし破壊もできます。開閉リモコンの電波もコピーされて、音も無く開けられてしまいます。また一旦ガレージ内に侵入してしまえば、車両の窓を割ろうがボンネットを開けようが見られずに作業ができる恵まれた環境になってしまうことも覚えておいてください。あくまで「見えない」という事が盗まれにくくなるために1つ有利になるというだけです。ガレージ自体には守る機能は無いとお考えください。門扉に南京錠も同じです。
オーナーが開けられるものは、窃盗のプロも開けられるということ。GT-Rを盗もうという連中は、その辺のコソドロと同等に考えてはいけません。電動工具や積載車を持ってくるプロ中のプロ。ガチの盗み屋です。
外から見られないガレージに保管すること。入出庫の際に見られないようにすること。自宅前で洗車や整備などしないこと。こういったひと目に付かないように維持することで、幾分は盗難のリスクが減少できます。
こういった保管環境を確保して、常に見られない工夫をして、これがやっとスタート地点です。安心するのはまだ早い。
次は、保管の先の対策を紹介します。
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かつて自分の血を沸騰させたスポーツカーと界隈の人間。その思い出を共有していただきたい、知らない方に伝えたいと、頑張って書いております。ご支援いただければ幸いです。