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2023-10 月記

競プロ

PG Battle

同期の友人1人、研究室の先輩1人と一緒にチームHxSxHで出ました。チームは大学などの部門で24位だったようです。

お二人には感謝しています。どうもありがとう。

私は3人の中で一番レートが低かったので一番簡単な「ましゅまろ」を担当し、80点の40分34秒で個人としては13位でした。

Pythonのint("1"*4301)の罠さえ踏まなければ4位になれていたのに……。

Python3.11などでは、4300桁より多い桁数の数字を表すstrからintへの変換がValueErrorに

まぁ、仕様変更のニュースを追っていなかったり、きちんと入力上限をコードテストで試さなかったりした自業自得ですが、ちょっと悔しいです。

AHC025

今回は後述の京都旅行に向けた準備にてんてこ舞いだったので、あまりじっくりとは取り組めなかったのですが、LPを使った解法を呟いたら、やたらと反響がありました。ちょろい人間なのでいいねが多いと嬉しいです。

本当はもう少し高順位を狙いたかったですね……。
AHCは厳しいものです。

京都旅行

京都旅行に行っていました。旅の様子を記します。

1日目

東京駅から出発 これはお昼に食べた駅弁
車内販売で購入した硬いと評判のアイス
実際めっちゃ硬かったです

下記の通りに、車内販売がもうすぐ終了してしまうそうなので、それが終わる前に食べられて良かったです。

二条駅に到着
二条城巡り
写真でよく見る一角
鴨もいました
二の丸御殿に通じる唐門

写真撮影が禁止だったので文章だけですが、二の丸御殿はかなり面白かったです。二条城は自分が高校生の時に修学旅行で行ったはずだったのですが、当時は時間が無くてそこをスキップしたのでしょうか、その箇所だけは全く記憶が無くて新鮮でした。

特に「鴬張り」は印象に残っています。一見すると普通の廊下なのですが、歩くとキュイキュイと音がなってビックリしました。目かすがいと釘のこすれによって音が鳴るらしいです。

現代に毒されすぎて、本来は「鴬の鳴き声みたい!」と感動するべきところなのでしょうが、その音を誰かのスマホの着信かと思ってしまいました。もしも自分が思い出した着信音が鴬をモチーフにしたものであれば、ある意味で正しいのかも知れませんが……。

最初は単なる面白ギミックかと思っていたのですが、よくよく考えると誰かに忍び込まれた際の警報装置として意味があるのか?と思えます。
しかし、Wikipediaによると、それはどうやら誤った説らしく、単に経年劣化の可能性が高いようです。なるほど……

他にも、大政奉還が行われた大広間なども見ることが出来て、その圧倒的な既視感に感動しました。
下の写真では知ることが出来ないのですが、徳川慶喜が座る位置は、床が一段高くなっているのみならず、天井も少し上に盛り上がっています。これは(記憶と調査が正しければ)「二重折上天井」と呼ばれるそうです。面白いですね。

Wikipediaより 邨田丹陵「大政奉還図」
庭園その1 清流園
庭園その2 二の丸庭園
地下鉄に乗って南禅寺に向かいます
駅の自販機にも京都要素がありました
南禅寺に向かう途中の、のどかで良い小道
道中にあった金地院の門
臨済宗大本山 南禅寺全景
時間が遅かったので全ての場所には立ち入れなかったのですが、それでも来た甲斐がありました
平日の拝観時間終了後だけあって、観光客も少なめでした
水路閣
水路閣の説明
石碑

この石碑が何だったのか、今となってはすっかり忘れてしまったのですが、ここの説明で「ナーガ」がサンスクリット語で龍を表すと書いてあり驚きました(よくよく石碑の上の方を見ると龍の文字が見えます)。
Wikipediaにもナーガは「インド神話に起源を持つ、蛇の精霊あるいは蛇神のことである」と書いてあります。ここで初めて、空の理論を大成させた竜樹が「ナーガールジュナ」と呼ばれる由縁を一つを知ることが出来ました。勉強になりました。

哲学の路への案内板

帰り際に、哲学の路への案内を目にしました。
自分が今京都にいることをすっかり忘れていて、「こんなところにも哲学の路という場所があるんだなぁ、へぇー、そういえば京都には哲学の路と呼ばれる有名な路があるんだけど、同じ名前の路があるものなんだなぁ。……あれ、ここってそういえば京都では!?!?」みたいなことを言っていたら、友人に呆れられました。仕方がなくない?

教科書でしか見たことがないものが、自分のすぐ傍にあったというのは何だか不思議な感覚です。後日調べて見ると、これは確かに西田幾多郎先生が歩いたとされる哲学の路であっていたそうで、しかし、徒歩で行くには少し遠い場所だったようです。

臨済宗大本山としての南禅寺も巡れたことですし、京都旅行は歴史や倫理という科目の聖地巡礼と言えそうです。面白いことこの上ありません。

次に京都へ行く機会があれば、哲学の路なども是非訪れてみたいものです。

ねじりまんぽ」と呼ばれる、「蹴上インクライン」の下を通るトンネルを通りました
確かにちょっとねじれて見えますね
晩御飯はお好み焼きなどを美味しく頂きました

二日目

二日目もよい天気でした。
宿は豪華、花粉も少なめだったので、比較的良く眠れました。

この日は朝一で菅原道真公を祀っている北野天満宮に訪れました
参拝道
立派な門の両脇には菅原道真らしき人物が鎮座していました
厄除割符
天満宮
帰り道にあった自販機にも京都要素が
そのまま立命館大学に向かいました
(この写真だけ見るとどう見ても佛教大学ですが……)

京都旅行、とは言っていますが、実はこの旅行の目的は、第10回量子ソフトウェア研究会という研究会で発表する為だったので、立命館大学に行きました。

この日は発表を色々聞いて終わりました。
QUBOに関する発表が特に多かったと記憶しています。

お昼には京都ラーメンを食べました

夜は懇親会に出席しました。

私が非社交的な性格なので、懇親会に出るのは意外だと友人には言われましたが、懇親会では全く懇親せずに、参加費用のもとを取れるだけお寿司やお肉をたらふく食べてから速攻で帰ったら、妙な納得のされ方をされました。不名誉です。

3日目

この日が自分の研究発表でした。発表内容はざっくり言えば、非常に巨大なLP(行列サイズが100TB程度)を、ヒューリスティックでガシガシ削って1時間以内で厳密に解く、というものでした。少なくとも自分が担当した箇所は物理要素が少なく、数理情報を頑張りました。緊張はしましたが無事に終えられて良かったです。
発表内容に興味を持ってくれた方も、ちらほらいらっしゃったようで、発表後に話しかけに来てくれて嬉しかったです。

既に公知になった内容なので言及すると、過去にしていた以下のツイートなどはこの研究の為に出てきた問題でした。

そしてAHCのLP解法なども、この研究に少しだけ関連がある内容だったので、そういった解法を使っていました(無論ですが、流石に研究のコードをAHCに横流し、などは一切していません)。

一方で、他の方の発表を聴いていると、殆どは素晴らしい発表だったのですが、いくつかの発表は、数理的に誤りだらけだったり、数理最適化の人(例えばAA社の方とか)が怒りそうな内容だったりして、少し意気消沈でした。

自分は、数理最適化の文脈でよく槍玉に上げられる類の、かぎかっこ付き「量子コンピューター」みたいなのが大嫌いなのですが、「ああいうのがこの分野のファンドになっているんだよ」といった趣旨の主張を聞き、溜飲を下げました。

何はともあれ、楽しい研究会ではありました。会に携わって頂いた方々に感謝を申し上げたいです。

お昼はとんかつと海老天を食べました
帰り際、ずらし旅というキャンペーンで交換に成功した抹茶アイス
帰りの新幹線でもお寿司を食べて終了です

楽しい三日間でした。

一緒に旅行に行ってくれた友人には非常に感謝しています。
どうもありがとう。

大学

最近は卒論で忙しいです。

演習を除いた唯一の授業である計算量理論という授業では、ぷよぷよがNP完全であるということを初めて知りました。

この論文とか面白かったです。どっちかというと論文にするよりQiitaの記事とかにした方がウケが良さそう。


今月は以上です。長い記事を読んで下さってありがとうございます。

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