スプラ3第1回フェスのお題と最終結果について考察してみたが結局何も分からなかった話


 スプラトゥーンにはフェスというものがある。お題に対して投票し、それで分けたチーム同士で勝負してどちらのチームがポイントを多く稼いだかで勝負するイベントである。
 スプラトゥーン3は発売3日で国内だけで345万本売れたビッグタイトルであるためフェス中に行われる試合数は数百万単位になるはずで、普通に考えれば勝率も収束するはずだがこれがどうも 30% や 36% と、33%からそれなりに離れた結果となった。
 このnoteでは、上記結果について考察したい。

 まずは大前提となるフェスの仕様について考察しよう。このあたりは公式から名言されていない点も多いので推測が含まれる。
 まず、オープンとチャレンジ共に勝率勝負ではない。バトルに勝つと多くもらえる「こうけん度」をどれだけ稼いだか、の勝負である。もちろん勝率が高いことでもこうけん度は多く稼げるが、遊んだ回数が多ければ多いほど稼げるところがポイントである(ちなみにこれはスプラ3から関係する話で、スプラ2の時は2陣営だったため実質勝率勝負だった。試合数はどうあがいても2陣営同数になるためである)。
 また、今回はお題の内容もあって投票率がとても偏っているがホラガイやバトルの結果は皆30%台に収まっていることから、「1人あたりどれだけ稼いだか」で勝負していると考えるのが妥当だろう(でないと食料・ヒマつぶし派が道具派の3倍くらい遊んでいることになる、そんな訳はないだろう)

 続いて、上記仕様が合っているとすると今回の3陣営は下記のようなプレイヤーが多かったのではないかと推測した。

  • 暇潰し派

    • ガチ勢が多く、ガチャをたくさん回したいプレイヤー、フェスパワーのためにチャレンジを遊ぶプレイヤーが多かったため、ヨビ祭・チャレンジで1位を取った。

  • 食料派

    • ライト勢が多く、オープン・チャレンジ共にそれほど遊ぶプレイヤーが多くなかったためどちらも低い結果となった。

  • 道具派

    • ガチ勢/ライト勢のバランスが良く、オープン・チャレンジ共に程々に遊び、オープンで1位を取った。

 上記のことや、その他スプラ2の経験から下記の仮定を立てた。

  • お題関係なくキャラで投票する層が一定数いそう?

  • 今回のお題的に食料/ヒマつぶし派はキャラで投票した割合が高そう?

  • キャラで投票する層はまったり楽しむ層のが多い気がする?

  • でもお題で投票したヒマつぶし派にはゲーマー(≒ガチ勢)が多そう?

 この仮説を証明するため、Twitterでアンケートを取った。全体の票数は78票しかないため統計学的にどう考えても根拠としては弱すぎるのだが、とりあえず上記仮説を裏切る結果が出てきた。

 まず、下記2つの説については合っていた。
「お題関係なくキャラで投票する層が一定数いそう?」
「今回のお題的に食料/ヒマつぶし派はキャラで投票した割合が高そう?」

投票結果は上記の通り、キャラでの投票はお題に依らず一定数いるようだ。そしてお題での投票は道具に寄っているため、食料とヒマつぶしのキャラ投票率が総合より高くなっている。
※ウツホが若干少ないが…まあ全体の票数自体少ないのでそのくらいのブレはあるだろう(自分はウツホで投票した)

 そして「キャラで投票する層はまったり楽しむ層のが多い気がする?」という説は見事に逆を行った。アンケート全体で自分がガチ勢だと答えたのは約23.1%だが、お題で投票した層にガチ勢は17.5%しかおらず、むしろキャラで投票した層のガチ勢率は38.1%となった。高すぎる。
 いや、自分がそうなのだから確かにそうなのかもしれないが、スプラ全体が好きすぎるあまりキャラも好きだしゲームも真剣にやっている層が案外多いのかもしれない。

 また「でもお題で投票したヒマつぶし派にはゲーマー(≒ガチ勢)が多そう?」という説も全くそんなことはなかった。何なら3陣営の中で一番低い11.1%だった。

 そして結局のところ一番重要なのが陣営ごとにガチ勢の割合が異なるかどうかなのだが、これがどうも道具のガチ勢率が19.1%なのに対し、食料が28.6%、ヒマつぶしが29.4%と、食料とヒマつぶし派に差がほとんど見られない状態となってしまったのである。じゃあオープンもチャレンジもヒマつぶし派に圧倒的に負けてる食料派に何があったんだ…?

 ここからはまた仮説になるが、差があるとしたら次のような差があるのかもしれない。

  • ライト勢/ガチ勢ではなく短時間タイプと長時間タイプがおり、そこに偏りがある?

  • フェスだから頑張る勢と、特にそうでもない勢に偏りがある?

  • ゲームに対するスタイルは同じでもウデマエに差があり、勝率が数値に出てしまった?

 このあたりはまたアンケートを取らないと検証できないが、いかんせん自分では100票も集められないのであまり有意差が認められるレベルにならないのがつらいところである。インフルエンサーの人、誰か頑張って。

 というわけで考察にはまだ情報が不足しているので結論らしい結論はここでは出せない。とりあえず「フェスで勝ちたいなら勝率は多少悪くてもいいからたくさん遊んでこうけん度稼ごうね」ということは言える気がする。多分。

 ここからは余談。本筋と話が逸れるので一旦置いておいたが、中間発表でヒマつぶしが1位だった件についても考察したい。

 実は何の中間発表なのかが名言されていない。数値的に下記のどちらかのはずなのだが、どちらも妙にしっくりこない点がある。

  • 可能性1: オープンもチャレンジも混ぜたこうけん度における割合

    • 最終結果から考えるとこの値がもっともそれっぽい。もちろん試合数が違うので平均で比較するのは違うのだが、かなりそれっぽい。

    • ただ実際はオープンは道具、チャレンジは暇潰しが勝っており、得点として15pt入る道具の方が本当の1位に近いのでは?という話になってしまう。

      • もちろん中間時点でのオープン/チャレンジの個別のスコアは分からないので、中間時点では本当にヒマつぶしが1位だった可能性は否定できない…が、正直前半24時間と後半24時間でそれほど変動するだろうか…?トリカラバトルも今回は頻度低かったし…

  • 可能性2: オープンだけのこうけん度の割合

    • 最終結果とはまあまあ変わるが、ヒマつぶしがトリカラバトルを避けて後半24時間はチャレンジに流れた、もしくはトリカラバトルでの勝率が著しく悪く、最終的にヒマつぶしのオープンのこうけん度が下がった可能性がある。

    • ただこの指標もあまり公平ではなく、ホラガイも投票率も負けて唯一オープンだけ勝っているのに、その1位を取り上げてトリカラバトルで打倒1位、とされてしまうのは些か可哀想な気がする。そういう意味でいうと、前者の「オープンもチャレンジも総合的に強い1位」の方がまだ優しいかもしれない。

 ここも正直いまいち分からないが、とにかく「中間1位だからといって仮にそこで締め切ったとしてもpt的に1位とは限らない」というのは正しい気がする。特に投票率を含めて%を出しているならこんなに33%近くならないはずだし。

  というわけで今のところの考察は以上!何もわからん!なにか意見などあればコメントください!

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