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社会構成主義

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あくまで1個人の解釈・実践・読書会などのまとめです。
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2023年7月の記事一覧

変化のスピードが早い今、知識習得より、楽しく学び続けられる力が大事『何のためのテスト?』第8章(読書会記録)

 社会構成主義第一人者ガーゲンの「何のためのテスト?――評価で変わる学校と学び」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第9回は第8章。授業評価、学校評価ときて、教育改革全体の視点から、改めて関係に基づく評価について書かれています。面白いのは、読み手の反論を想定し、対話形式で回答をしているところ。  ここまで読んでて、でもきっと難しそう……と思ってたことへのアンサーが書かれてました。 カリキュラムはガイドやコンパス  教育とは均質性を確保

学校自体も、多軸で評価をしていく『何のためのテスト?』第7章(読書会記録)

 社会構成主義第一人者ガーゲンの「何のためのテスト?――評価で変わる学校と学び」のオンライン読書会の記録です。※あくまで個人の受け取り方・感想です。  第8回は第7章。前章は教師に着目していましたが、今回はさらに視点を上げて学校自体が注目されています。 テスト結果だけで「良い」学校とするナンセンスさ  PISAのような国際的なテストを始め、日本国内でも行われている統一のテストを行うことで、テスト結果が良い学校=「良い」学校、って本当にそうなんですか?という投げかけがされ