マガジンのカバー画像

キャリア・働く

26
キャリア形成や働くということについて、主に読書記録をまとめています。
運営しているクリエイター

2020年7月の記事一覧

余白を作って私モードを取り戻す 「直感と論理をつなぐ思考法」

 変化の激しいVUCA時代でも時代の荒波に揉まれず、内発的動機に基づいて楽しく働くためのヒントが盛りだくさんの1冊。著者の佐宗邦威氏は、以前読んだ「13歳からのアート思考」に解説を寄せられていて気になっていました。 4つの思考法 既存の3つの思考法に加え、本著で提案する「ビジョン思考」について、農地や平原といった例えを用いながら、ビジュアル的にもわかりやすく紹介されています。それぞれ一言で言うとすると…… 既にあるものの効率を上げる ▶︎改善思考:カイゼン・生産性UPで勝

未来は誰にもわからない。だからこそ自分でデザインする 「スタンフォード式 人生デザイン講座」

 未来予測はできないけれど、デザインするたびに起こりうる未来が変わる。どうやって人生をデザインしていったら良いか、具体的なツールやワークとセットになった実用的な1冊です。 まずは現在地を知ることから どんな未来も常に「今いる位置」から前進していきます。そのため本書ではまずは自分の現在地を把握することから始まっていきます。  具体的には、健康/仕事/遊び/愛の4つのエネルギー源が空っぽか満タンかを可視化していきます。 5つのマインドセット 現在地、そして問題が把握できたら、

偶然を生かしてキャリアをつくっていく 「クランボルツに学ぶ夢のあきらめかた」

 キャリアに関する本を読んでると出てくるクランボルツ理論を、かなり端的にわかりやすく書いてある一冊。先に読んでいた「この幸運は偶然ではないんです!」は事例集のイメージですが、こちらは噛み砕いた解説書のイメージです。 変化と偶然 「キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」  というクランボルツの言葉があるそうです。つまり、「○歳の頃にはこうなりたい!」「○年後にはこういうキャリアを!」と、決めなくていい、逆にいうと決めてこだわり過ぎないほうがいいということの