#23 流産手術後…遠くへ旅に。

手術後も不正出血が出る。
お腹が痛い。
出たりでなかったり。ナプキンが外せない。
1週間後に検査をして問題なければ、薬で生理をおこして次の移植へ進める。

母も体調を心配してくれた。
またきてくれるよ、と言われて涙が止まらなかった。

・・・

久しぶりに、旅行に行こう。
急遽旅行の計画をたてた。

大好きだった旅行。ここ2年の治療によって計画的に行くことはできなくなっていた。
病院に行かなくていいのは、陰性結果から生理2日目までの間だけ。薬も使わない時となると、治療の周期と周期の間に行くしかない。温泉にも入りたいから生理とかぶらないように。
むずかしいんだよなーほんとに。好きなことを我慢させられるのは辛かった。

・・・

稽留流産の手術後、1週間後に病院で子宮の状態を確認してもらった。
きれいにとれたようだ。
ほっとした。


先生からは1か月くらいは血が出る可能性があると言われた。
検査の結果も次回までかかるそう。

わたしら妊娠中に血が出たことが流産の原因なのかを聞いた。血は出ても出産までいく人はいくとのこと。
先生は受精卵にそれ以上成長する力がなかったという考え。
今回は残念だったけど、妊娠できることはわかった。

一週間くらい薬を飲んで次の生理を起こさせる。
生理2日目が旅行と被って病院に行けなくなりそうだったので、先生に相談して薬の量を調整してもらった。

おそらく旅行最終日に生理がきて、帰ってきたらすぐ病院に行くだろう。
手術後の出血の状況にはよるけど、出てなければ温泉には入れそうだ。

・・・

そして、旅行は数日間の薬を使わない日に行くことができた。朝昼晩の薬のことを何も気にせず楽しむことができてよかった。

近場ではなく遠くへ行った。長いドライブをして、地域のものを食べて、長く歴史ある温泉に。お風呂はたまたま誰もいなくて一人で独占してつかることができた。
温泉の効能に不妊とある。マジか！
飲泉できるので、少し飲んでみた。

まずい！笑

そしてやはり旅行3日目に生理がきた。
旅行中だけど診察の予約をとって。

さて、旅行から帰ったら移植5回目へ進む。

妊娠できたんだから可能性はあるぞ。

ずっと陰性だった時よりは少し希望がある。
そう思いたい。