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#9 2回目の採卵がはじまった

前回の移植の結果、移植できる胚がなくなったので、また採卵から始まる。1ヶ月のお休み期間をはさんで生理2日目に通院。やっぱり自然妊娠はない。

私は、もう採卵をしたくなかった。手術だから。
私はむやみやたらに自分を傷つけたくない。

採卵はもうできればやりたくない。なるべく多くとれないですか?
と先生に伝えた。前回の結果を踏まえて、また違う方法で刺激をすることになった。

薬のタイプが変わると注射器も変わった。前回は注射器!という見た目だったものから、見た目がペン型で針も細くて短い刺しやすいものに変わった。投与する薬の量を間違いないようメモリを合わせて、お腹に針を刺し、薬を入れていく。これならまだ注射しやすいなと思った。

それでも、排卵を抑える注射は、ザ注射器!という見た目をしていた。使わざるを得ない。針は長いしペン型より太いし、液体を入れると痛みと痒身を感じる。抜くときは血が出る。やりたくないけどやるしかないよ!

自己注射が始まり1週間後に病院へ行き、エコーで卵胞の大きさを確認。もう少し刺激しようとのことで、注射が追加。こういう体の状況で通院日や採卵日は変わっていく。結局20日くらい注射してた気がする。


そして、事前にこの日あたりかなと言われていた採卵日が変わった。上司には事前にこのあたりに休むかもしれないと伝えていたが、休む日が変わったことを診察後に急いで伝える。

この時、採卵の候補日は2つ提示してもらった。でも、1つは自分が絶対に行かなければいけない(いざというときは同僚が行ってくれると言っていた涙)仕事があったので、1つ目の候補日にした。

2日目の候補日とは1日差があるだけ。先生に1日分の差は採卵に影響があるかをあるか聞いたら、1日遅くすればもう少し卵胞を育てられるかな、と言われた。

あぁ、治療しているのに仕事のせいで治療の日を制限しなければいけない矛盾。辛い。仕事がなければあと1日卵胞を育てて採卵する方を選んだのに…。同僚に変わってもらえばいいのかもしれないけど、働いていた当時はやはり責任はあるし、そう簡単に仕事変わってとは思えなかった。


エコーで見ると卵胞は左右で10~15個くらいあるようだ。前回よりはやや多い。前回よりは凍結胚ができるといいな、期待しよう。
今回、採卵前日のトリガーは鼻にスプレーをすることになった。前回は注射だったので少し気が楽だけど、うまく投薬できたのか不安だった。注射のほうが怖いし痛いが、液体がすべて入ったかを確認できるので確実性があるなと思う。


採卵手術当日
手術台に上がって、エコーで卵胞がたくさんあるのが見えた。

どうかお願いします・・・

麻酔が効いて夢の中へ。


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