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#10 2回目の採卵結果に号泣

採卵手術が終わった。
目が覚めてお腹は痛い。点滴の針が腕に刺さっている。入院などしたことなかった私は不妊治療によって初めて手術や点滴をしている。もう2回目だけど。

今回は何個とれただろうか。そればかりが頭をよぎる。
休憩をして食べ物を食べて、体調を少し整えて待合室へ。
すると診察室に呼ばれた。

あれ?いつもならこのままお会計になるはず。
なんだろう。


診察室に入ると、先生から採卵の結果を聞くことになった。





今回は採卵ができませんでした。





え・・・・



言葉にならなかった。涙も出なかった。



あんなに1か月、自己注射を頑張ったのに?
卵胞見えていたのに?
なんで?
ただ身体を傷つけただけってこと?


先生には謝られた。次、頑張らせてほしい。というようなことを言われた。

卵胞は見えていたけど、卵子をとることができなかったよう。先生も病院もすごく信頼していたし、仕方ないと思うしかなかった。わたしには何もできない。

診察室では神妙な雰囲気で話を聞き、会計を済ませた。
採卵後のお腹の痛みでよちよち歩きで家へ帰る。


気持ちはもう、1か月間の努力や痛みに対して何の結果も得られなかったことに対して辛い、悲しい、情けない、惨めな気持ちでいっぱいだった。

でも、なんでこんな結果になったんだろう?
それで頭がいっぱいに。

この時は原因については何も説明されなかった。次の診療のときに説明されるだろうか。説明されなかったら不信感が増す。説明されなくても聞こうと決めた。卵胞が見えていれば卵子は採れると思っていたので、そうではないことも知った。



家に帰ると、夫がどうだった?と結果を聞いた。


1つも取れなかった、

と言ったとたん
涙はどんどんあふれてくる。
わんわん泣いた。


・・・

嫌だ。治療はやりたくない。
けど、進むしかない。
1回の採卵で妊娠できると思っていたのに。
もう、やりたくなかったけど、3回目の採卵へ進むしかない。つらいなぁ。

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