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#27 不妊治療 保険適用最後 移植6回目の判定日

体外受精、保険適用最後の6回目の移植が終わり、判定日を迎えた。
2つ移植した胚はどうなったのだろうか。

判定日当日。
採血をして待つ。相変わらず血管が見えにくい。左手は刺し過ぎたのか血管が見えにくくなってしまい、右手ばかり。多い時は月に3~4回採血している。血管ありがとう。刺してばかりでごめん。

今日の病院は人が少ない。空いている。
ああ、怖い。本当に受験結果の結果待ちのドキドキと同じ。心拍数があがっていく。2人で待つ。

2個移植したし期待している自分もいる。
でもわからない。


・・・

診察室に呼ばれた。
保険最後の移植なので、どんな結果だとしてもベテランの先生と話せる診察室に呼ばれると思っていた。

部屋に入る。
机の上の紙をチラ見する。
紙が2枚ある。








結果はhcg500を超えて陽性
300超えていればいいとのことで、数字はばっちりとのこと。

もう1枚は妊娠についての説明の紙だった。前にも貰っていて何度も読んでいる。前回の時に気になることは質問していたので大丈夫。


5回目の移植ではhcg0という振り出しに戻ったような感覚だったけど、
再びの陽性。


2人とも緊張して息が止まっていたのか
はぁ~
先生の前でため息のようなものをして、ほっとした。


来週、胎嚢が確認できたら正式な妊娠となる。
そう、まだ子宮外妊娠などの可能性も否めない。このまま胎嚢が見えないという場合もあるし、まだまだ不安だ。


嬉しい気持ちを診察室に閉じ込めて、廊下にでたら真顔になって待合室へ。嬉しい気持ちはここでは出してはいけないと思った。自分もされたら嫌だから。治療をしている横でニコニコでやったね、と言われたら嫌だから。


病院を出てからニコニコでまずは、よかったねと話した。
移植翌日に生理痛のようなお腹と腰の痛みがあったおけど、それは大丈夫だったってことなのか。そして4回目の陽性の時と同様に胸が張っていたこと、たまにお腹が痛かったこと、うまくいっている気がしたことを話した。
後半は症状がなく全く自信がなかったけど。でも5回目の陰性の時は本当に何にも症状がなかったので、今回はなにかはあると思った。

そういえば、稽留流産した時に、治療の薬が余ったことを先生に伝えたら、
また薬を使う日が近いうちに来ると思いますよ、と言っていたことを思い出す。本当だった。


1週間後、胎嚢の確認だ。
無事に子宮に着床して成長していますように。

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