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#8 体外受精 2回目の移植結果

胚盤胞を移植した日には判定日は決まっている。
毎日あと何日かな…と思いながら、薬を使い、仕事をして日々を過ごす。

今回は生理はまだきていない。身体も熱い気がする。頭も痛い。
これは期待できるのでは?


そんなことを思っていた判定日。
採血をして呼ばれるのを待つ。


診察室に呼ばれた。いつもと違う診察室だ。



なんだか部屋に入ってすぐダメな感じがした。




結果は陰性。
はぁぁぁぁぁ。
着床さえしていない。
2回目もhcgは0。

体外受精に進んでも全然うまくいかない。
1回目の採卵で凍結できた受精卵はもうない。
治療を続けるなら、採卵から始めなければいけない。
また、1か月自分に注射打って、卵巣に針を刺しまくる手術はやりたくない。採卵をしたくない気持ちでいっぱいだった。

先が見えない。
頑張る気持ちがない。



次の採卵へ向けた話を先生にされたが

休みます。

と伝えた。


先生からは移植はまだ2回だし、そんなにすぐうまくいくわけじゃないよ、まだまだ諦める時じゃないよという感じだった。
どちらかというと、次に進んで(採卵して)病院の卒業を目指していこうというタイプ。
たしかにそうなのだけど、気持ちが追い付かない。


移植2回、私の期待値が高すぎたようだ。でも期待したかった。
結果出てる人もいたし。


治療を休んだ1か月間は仕事を優先に自由に過ごした。
治療がない月は自分の人生を生きていると感じる。
通院や薬に縛られず予定を決められ、
操縦桿を自分が持っていると思えるから。

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