ステイフーリッシュ競走馬成績分析

全体成績

32戦4勝(4-5-7-16) うち掲示板内が22回、競走中止1回
複勝率50% 掲示板内率68.75%

各競馬場成績

まず、ステイフーリッシュが走ったレースを競馬場ごとに分けてみようと思います

日本
阪神競馬場 0-1-2-6 うち掲示板内が4回
福島競馬場 0-1-0-1 うち掲示板内が2回
中山競馬場 0-2-2-2 うち掲示板内が6回
札幌競馬場 0-0-0-2 うち掲示板内が0回 、競走中止1回
京都競馬場 1-1-1-4 うち掲示板内が4回
東京競馬場0-0-1-2 うち掲示板内が1回
函館競馬場 0-0-1-0うち掲示板内が1回
中京競馬場 0-0-1-0 うち掲示板内が1回

海外
メイダン競馬場 1-0-0-0 うち掲示板内が1回
キングアブドゥルアジーズ競馬場 1-0-0-0 うち掲示板内が1回
シャティン競馬場 0-0-0-1 うち掲示板内が1回

レース高低差ごと分析

次に各レース場の高低差ごとにステイフーリッシュの戦績を見てみます

高低差がないと言わている競馬場
この中ではメイダン競馬場、キングアブドゥルアジーズ競馬場、シャティン競馬場、札幌競馬場 これらの合計の成績は 2-0-0-3で掲示板内が3回、競走中止が1回
複勝率 40%(50%) 掲示板内率 60%(75%)

次に高低差が2~3mの競馬場
この中では函館競馬場、福島競馬場、新潟競馬場、東京競馬場、中京競馬場、阪神競馬場、小倉競馬場
これらの合計の成績は 0-2-6-9 うち掲示板内が9 回
複勝率 約47% 掲示板内率 約54%

最後に高低差が4m以上の競馬場 中山競馬場、京都競馬場、
これらの合計の成績は 1-3-3-6 うち掲示板内が10回
複勝率 約54% 掲示板内率 約77%

傾向として
中東遠征後高低差がない平坦なレース場が得意で、坂が苦手という意見が散見されますが、このデータではむしろ高低差があるような競馬場を得意としています。高低差がほとんどない競馬場での競馬が少ないなど、一概にこのデータだけで判断は難しいが坂が苦手ということではなさそうです

ちなみにGⅠ Prix de l'Arc de Triompheの高低差は10m、ステイフーリッシュにとっての前哨戦GⅡ Grand Prix de Deauvilleは高低差はほとんどないレースとなっています


距離ごと分析

次にステイフーリッシュのレースを距離ごとに分析してみようと思います
IFHA(国際競馬統括機関連盟)でも使われるSMILEの区分で分析してみます

Sprint(1000m~1300m) 0-0-0-0
複勝率0% 掲示板内率0%
Mile(1301m-1899m) 0-0-0-1/1 掲示板内が0回
複勝率0% 掲示板内率0%
Intermediate(1900m-2100m) 1-2-6-5/14 掲示板内が10回
複勝率 約64% 掲示板内率 約71%
Long(2101m-2700m) 1-3-3-7/14 掲示板内12回
複勝率 50% 掲示板内率 約86%
Extended(2701m~) 2-0-0-1/3 掲示板内2回 複勝率 75% 掲示板内率 約75%

このようにみるとExtendedに関してはレース数が少ないので何とも言えませんが中長距離が適正であることは間違いないでしょう
特にLong(2101m-2700m)はかなり適性を示しているので長距離バカというわけではなさそうです

ちなみにGⅠ Prix de l'Arc de Triompheは2400m、GⅡ Grand Prix de Deauvilleは2500mとなっておりどちらもLong(2101m-2700m)区分のレースです

GⅡ Grand Prix de Deauville  予想

基本レースデータ
距離2500m(Long) ドーヴィル競馬場
ステイフーリッシュ 斤量 おそらく60kg
出走頭数は5~10頭程度 コースはかなり平坦。

ステイフーリッシュにとっては中東2戦とかなり近い条件。しかしコースのカーブがかなりきついためそこには気をつけてもらいたい。
距距離はSMILE区分ではLにあたり、ステイフーリッシュはこの区分で14戦して複勝率50% 掲示板内率約86%と非常に高い数字を出しており距離適性は問題なさそう。相手関係も過去GⅠを勝っているような馬の出走は例年ほとんどなく、今後中長距離路線に進もうとしている馬のステップレースというようなレース。昨年は今年ステイフーリッシュが勝ったサウジのGⅢ Red Sea Terf Handicap で9着のGlyconが勝ち馬なので場合によってはステイフーリッシュが格上になる可能性も高い。
ポイントになりそうなのはヨーロッパ遠征であることと斤量。
おそらくメンバーで一番重い60kgを背負って走ることになるがこれはサウジのGⅢ Red Sea Terf Handicapで経験しているので問題ないと思いたい。しかし、相手関係によっては大きく響く可能性もある。ヨーロッパ遠征については未知数だが直前までバスラットレオン、キングエルメスと一緒にいることが出来、なおかつ中東・香港の遠征で遠征慣れしており、矢作厩舎なので期待したい。
個人的に言えば日本調教馬は全体的に出が早く、スピードにいいものを持っているので、 Red Sea Terf Handicapような前目での競馬を見てみたいと思っている。末脚が鋭いタイプでは無いので前目につけてゴドルフィンの勝負服が最後の直線で目に入って再加速して5馬身差圧勝ゴールイン!みたいなのを期待したい。

追記(8/12 00:00)

GⅡ Grand Prix de Deauville にGⅠ馬など1級戦の馬は出走がないだろうということで書きましたが今年の登録ではGⅠ 4勝のAddeybb、GⅠ 3勝のHURRICANE LANEが登録しており、他にも昨年の勝ち馬Glycon、同じ舞台のGⅢ Prix de Reux 勝ち馬のBotanikや3着のIresine、GⅠ Hong Kong Cup  GⅠ Dubai Sheema Classic 連戦したDubai Honour、GⅠ Grand Prix de Paris 2着のSimca Mille、GⅢ Glorious Stakes勝ち馬のRebel's Romance、GⅢ Grand Prix de Vichy 勝ち馬のRiocorvo 等有力馬が多く出走を予定しています。この中で条件的にステイフーリッシュは最重量の60kgを背負うことになるようなのでなかなか厳しい状況になりそうです。

https://www.france-galop.com/en/racing/detail/2022/P/VEtCcGVDYlpUNTBrZXl1dHQ0M2d1Zz09


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