映画 月  

重度障がい者施設で、実際に起こった事件をもとに描かれている。

私の感想
映画がおわる直前に今終わらないで、ここでおわらないでとこれほど強く願った映画はなかった。持ち帰る宿題が多すぎる。映画館がこんなに張り詰めた空気になるのをはじめて感じた。処理しきれるわけでもなく。ずっと考えていた。考えても答えは出ないし答えはひとつではない。正解もない。でも、誰もがかんがえないといけないテーマ。見て見ぬふり、くさいものにはふたをする。なんてもうできない。

どんな理由があろうと、人を殺してはいけない。命に優劣はない。この映画をみた後でも、胸を張っていえるのだろうか?どうしても目を背けたくなるシーンがあった。でも考える。なぜあの人はああなってしまったのか。できる事があったはずだ。

たとえ意思疎通ができなくても。向き合う事ができるだろうか。自分の息子ならできるのだろうか。友人なら、赤の他人は?やはり一言では答えはでない。1対1 その人との関係性。この人ならどんな状況になっても向き合える。他人であってもその人とのつながりがあればできる。その時の自分のモチベーションにもよる。仕事ならできるのか?ずっと自分に問いかけ続けたい。あじーるはやはり必要だ。

茜色に焼かれるの石井裕也監督の作品
宮沢りえ オダギリジョー 二階堂ふみ 磯村勇斗

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