【女性向け】付き合いたての彼と一夜を共にするが……【ヤンデレ】【全年齢】
こんにちは
はれのです
今回は前回のあまあま台本のヤンデレバージョンを公開します!
刮目せよ!
規約
※改変自由です(公序良俗の範囲内で)
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◆シチュエーション
あなたのベッドの中。あなたはタオルで手首を拘束されている。両手の位置は、頭より上。手の平は内向き。
◆設定(キャラ含む)
あまあま台本の続きなようで、世界線は別にしてもいい設定です。
彼
⇒あまあま台本と同一人物。
あなた
⇒あまあま台本と同一人物。あまあまの世界線だけど、好奇心と謎のドキドキ感から、拘束を続ける。
◆本編
あー。起きた?
うん。なんでタオルで縛ったのって?
もう、忘れたの。ほら、右腕のアザ。(右の前腕を見せる)
そうそう。寝ぼけて蹴ったのおぼえてない……だろうね。
で、思ってたよりも鋭かったから……お仕置きした。
痛かったんだって、まじで。
起きたら説明して謝ってくれたら、ほどこうかなって。
まあ、いたずら目的だから……もう少し意地悪しよっかな。
だって、今ご両親旅行に出かけてるんでしょ。
……え、なんていうか、胸にグッと来てさ。
遊びだって言っても。だって……君は可愛いし性格もいいから、他の奴に取られる。
そういう可能性が高いよ、きっと。
でも、縛り付けたらもうどこにもいかないなあって。
つい……。
ドキドキしてるからかな。
独り占めにしたい気持ちで、頭おかしくなってるのかもしれない。
じゃあ、ほどくよ。
……あれ?
じーっと俺の方見て。
その目……もしかして。
縛られるのにハマっちゃったの?
いいの?
ほんとに?
ねー。どうなの?
ちゃんと口で言わないとわからないよ。
はい。私は自分からもっと縛られたいです。
拘束されたいですって。
いいなよ。ほら。
……うんうん。ありがとう。
俺と離れ離れになるのが嫌なんですって。
言わないなら、俺はずーっと見てるから。
目をそらさないで。
あ、綺麗な瞳。すごくかわいい。
目好きなんだ。
そのぷっくりした唇も。
スラッとした首筋。つやつやした程よく長い髪。
全部好きだ。
(急に距離を詰め、あなたを抱きしめる)
はーーー。
いいにおい。
服の柔軟剤と髪のトリートメントの匂いが混ざって、幸せな香りがする。
やわらかい肌。
抱き合ってると、ずっと黙ってても幸せだなあ。
はは。はは……あれ、涙出てきた。
どうしたって?
わかってたんだよ。俺とは釣り合わないって。
俺の家さ、母親いないんだよ。
高校3年の夏にね。後ろから衝突してきた乗用車にはねられて、あっけなく。
そっからかな。失ってしまう存在がいるからこそ、全力で人を好きになれなくなった。
また同じ苦しみを味わいたくなかったから。
心を閉ざしてたんだ。
そんな時、君と出会った。
最初は警戒してたけどね。
でも気付いたら、ドロドロに好きになってて。
今までになく心が満たされていったよ。
俺、こんなに人を好きになった事なくて。
生まれて初めての恋人だったし。
だからかな。考えるんだ。よく寝る前にね。
愛想をつかせて。
俺以外の奴に向かってしまうのか。
もしかして。
俺の事を置き去りにして、どこか遠くにいってしまうんじゃないかって。
そんな考えがずっとずーーーーっと絶えず頭の中でうごめいてた。
(相手の右足の先から左胸の手前に至るまで、彼は手を身体の上部へ滑らせていく)
足の末端から、心臓まで。ところかまわず。
……はは。わかるだろ。こうやってもっとも落ち着ける存在を触っているはずなのに。
震えてるんだよ。
安心と不安が混ぜこまれてしまっておかしくなりそうなんだ。
いじましいくらい好きなのに、恐れや憎む心さえ生まれてる。
俺だけを見て欲しいんだ。
もちろん、俺の事を好きにして良いから。
ただ、好きにするなら俺もそうさせてもらう。もっと君の事を好きにさせる。
だって、愛してるんだからね。
もうどこにもやらせない。(相手の顔をなぞる)
君の困った表情や表情筋が緩んでかわいくなった顔も。
誰にも見せてやらない。
もし……他の人の事が好きになったら、俺は。俺は……
絶対に絶対に許さないから(耳元でささやく)
ぐすっ(彼から涙が流れてくる)
……で、縛られたままでいいの?
そう。そうか。ありがとう。
まだ夜はこれからだからね。朝までずっと一緒だからね。
ずっとずっとね。(耳元でささやく)
(了)
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