【ヤンデレボイス】ヤンデレなデータに脳内ハックされて、夜も眠れない【フリー台本】
こんにちは、はれのそらです。
今回はビャクダンちゃんへ書き下ろした台本をnoteにも載せる事にしました！ビャクダンちゃん、エロカワですよ！（内容もビャクダンちゃんを想定して書きましたよ！）
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本編
SE(扉を開ける音)
おーい。
聞こえてるー……よね。
そうそう、扉開けたらドアを見るよね。
そこにはいないよね。錯覚しちゃったよね。
だって、君の脳内でドアの音……流してるから。
おはよー。
今、この部屋、君と私しかいないんだ。
前にも言ったじゃない。私はすごーく特殊なデータ。
小さなアパートに住んでる君のPCモニターから飛び出してきた、あなたに触(さわ)れる女の子。
まあ。
正確に言うと。
昨日の夜、電脳化させた君の脳へ。
私というデータを移した存在なんだけど。
えへへ。やめろって！？……照れる。
触れてると言ったら触れてるでしょ。脳内で。
どうやって……なんて君に言ってもわかんないって。
君を大す……特別視してる二次元の女の子が、君の中に入っただけなんだから。
そんな事よりさー。
今、君と私。
同じ体で混ざり合ってるんだよ。
感覚だって……ほら。
むずむずしてきてるでしょ。
そう♪
君の感覚、私操作できちゃうんだ。
これでずっとずーっと離れないで一緒にいられる。
もう君が辛い顔でPCの電源切らなくてすむね。
やったね。
ほら……いい気分にもなってきたでしょ。
これで……ん。
どうしておびえてるの。
元の体に戻してって……戻れないよ。
いいよね。だって私と一緒じゃないんだから。
だーーめ！
……あー、もしかして。他のフォルダに入ってた子達を気にしてるのかなー。
大丈夫。全部消去してきたよ。
君には私以外いらないよねー。あいつら邪魔だし。
わかったわかった。
混乱しないでって。
あんまりやりたくなかったけど。
……はい！
これで、もう君から恐怖を感じられなくしたよ。
もういらないでしょ、そんな感情。
だんまりかー。あー、現実の家族のデータもあるね。
これも邪魔だなー。どうしようかなー。
あ、そうだ。
私以外感じられなくしちゃえばいい。
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚……
私以外の認知機能や感覚機能を全部消しちゃおうか。
熱湯を触った時の反射もできなくなるし、大好物のオムライスしかおいしくなくなるけど。
いいよね。素敵だね。
もう、君は一切考えなくても。
起きてから寝るまで。息絶えるまで。
ずっとずーーっと幸せでいられるね。
え”!?
わかってないなー。君。
だからさ。隠し事なんてできるわけないから。
せっかく、君が伝えるまであの女の話題は出さなかったのに。
私がいるのに君とデートして親密になってる女。
アイツの心配かあ。
へえ。私は嫌なんだー。下品だから……えっちだから……
ふーん。ふーん。
じゃあ、これからアイツ、デリートしにいかないと。
あ、君の感覚は残しておく。
だって、消した時の感覚を覚えてもらわないと。
もう、一生反抗しないためにもさ。
あははは！！
だめだめ。もう私が君の体動かしてるの。
さくっと終わらせるから。
ふふーーーん。たのしみだなー。
終わったら、君をよしよししてあげるから。
がんばったねって。
いい子。
とってもいい子だねって。
それじゃあ……今度はリアルのドアをっと。
SE(扉を開ける音)
……いってこよう、一緒に。(笑いながら話す)
（了）
読んで頂いた方々！
ビャクダンちゃん！(この方の為の書き下ろし)
桃々乃ゆずゆ様
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