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2022年は「あたらしく」

「あたらしく」
2022年を思ったときすぐに浮かんだ言葉。
え?なにが?
具体的なことより先に出てきたものだから、
自分で思いました。
あたらしく??ってなにが?




あたらしい創作物

最近、あたらしく始めた創作物ありました。
NUR flowerさんとのコラボレーション企画「Paint pot 」
植木鉢へのペイント。
おかげさまで12月より発売中。
これについてはまだ記事を書いていませんが、
いま最高に楽しいんです…
ライフワークの1つに出会ってしまいました…
(NUR様どうか末永くお願いいたします。)

生活のなかで、絵とも衣服とも異なるポジションの植木鉢。
毎日触り見られ、太陽と水が注がれ、
中では生命が育ったり死んだりする。
お皿をやってみたいと思っていた気持ちと、植物にほっとする性格と、アクリル絵の具をそのままに使いたい気持ちが、
ぴったり合わさった植木鉢製作。
ご提案してくださったNUR 宮川店長が天才なんじゃあ…
お声かけ心からありがとうございます。
毎日店頭に出していただいてるそうなので、
年明け営業再開された際には是非のぞいてみてください。
完売時or春ごろに追加制作予定です。

Paint pot / 日々を愛でる鉢



あたらしい名前

すっかりなじんで忘れていましたが
あたらしく「小西ハレー」になったのも
今年からでしたね。
なんかいいね、と言っていただくことが多く嬉しいです。
おかげで新しい出会いにも恵まれた気がしています。

名前と同時に、
HPもすごく素敵に新しくなりました。
トップページの天才的なデザインがとても気に入っています。
来年も色々更新して、このデザインを何度もみなさんに見てもらいたい…!
HPの鮮度も保ちたい。

HP Design&制作: Kina Minoura



絵はいつもあたらしい

これは私の絵に関する創作感覚の話です。
2020年ベルリンから帰ってきてから少しずつ強まっていたのですが、
特に今年の前半は「あたらしい絵が全然描けない」とホウキの折れたキキのような気持ちでいました。
何を描いてもつまらない絵に見えて、
なんかちがう。
描きたい気持ちはあるけど描くとちがう。
絵はいつもあたらしい存在なのに全然ちがう。
描けば絵が教えてくれるはずなのに、目を合わせてもくれない感じ。
とにかくダサい。(私の中の1番の悪口)
そろそろキャンバスじゃないのかとか油絵がいいのかとかインプット足りないのかなど悩んでいました。

ハッ、これだ……!
もう一度飛んだキキになれたのは、11月個展のために絵を描きおろさねばならなくなった、9月でした。
期限があって目的がないとあらたに飛べないことを無意識に感じていたのか、出したい作品たいしてないのに個展を決めたのが8月のこと。

色づくりバリエーションの細かさ
色選び
この2つがポイントでした。

今回は「ベージュ中心」で表現したいと思ったことがきっかけです。
ベージュって、なんだ?
ベージュだけでどれだけ色ができる?
黄色ベース、ピンクベース、茶色ベース、緑ベース、それぞれの濃さ。
ワクワクして色づくりをしていると、20個以上のベージュができていました。

ハッ…!
蠢きは、筆の動きだけじゃない。
細やかな色を重ねてできる。
色は、赤や青の強い色で突き放すだけじゃない。広く塗って見せるだけじゃない。
淡くて小さくても抱き寄せて離さないようなエネルギーを出せる。
ミリ単位の違いのようなベージュが私に教えてくれました。
そして、一気に6点が仕上がりました。

灯台と花束「灯台#1」制作写真

自分の中ではあたらしい眼が育っていたのですが、
今まで通りに色をつくって選んでいたので、
その差が生まれてしまっていました。
よくあるよね。
でも今回は長かったーー
絵の具をのせるたびにあたらしさを感じられる今はとても楽しいです。
またダサい日がきたら、
泣き言聞いてもらいながら
期限を決めて目的つくって進もう。
よし。



あたらしいはこわい?

潔く描きはじめますね、こわくないの?
と聞かれました。
鉢にはじめて筆をおとすときも、
名前を変えるときも、
こわい。
こわいなあって期間が長いほうです。
脳は本能的に私たちを守ってくれているので、
やったことあることが好きで、
結末がわかっているものが安心するそうです。
だから怖いと思うのは本能的に大正解。
でも、最終的にやっちゃうのはなんでだろう。
せっかく生きてるしやっちゃえ、てなる。
こわいけど。

死ぬ時に、
あれをすればよかったと後悔する人と、
あれをしなければよかったと後悔する人と、
2タイプいると本で読みました。
私はきっと前者のタイプ。

1歩でも1筆でもやってみればふっきれて楽しい。意外とうまくいく。
1歩やって、あー失敗だってなったら落ち込むけど、
変に進まず一旦ストップ。またはやめる。
やらなかったらずっとこわいまま。
こわい未知より落ち込む具体的なもののほうがいいと、これまでの色んなことで知ったのかもしれません。

あたらしいものに挑戦して楽しめる人になりなさい、人生が豊かになります、と亡き父がよく言っていたことをたった今思い出しました。
子どもの頃は常にこわい気持ちが勝っていたので、そんなことない!無理!って思っていたけど。笑
いつの間にか、あたらしいこと大好きな大人になりましたよ。



あたらしい年

あたらしく、で無計画に書き始めたら、
話が思わぬ方向へいきました。
こたつでおみかんかお酒がすっかり進んだことと思います。
2023年は、
2022年後半ににポッと出てきたキーワード
「植物」での創作をさらに進めたいです。
鉢をたくさん描きたい。
靴下も引き続き制作したい。
オンライン販売を定着させたい。
その他の描いてみたいあれこれアイデア実現させたい。
4月に都内以外で個展も決まっています。
額装も学びたい。
夢中でいたい。
絵といろんなところへ行きたい。

みなさんにまた会いたいです。
どうぞあたらしい年もよろしくお願いいたします。


いつも応援ありがとう。
2022年12月31日
小西ハレー

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