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#008 良い借金の話、あります。

借金ありますか?
統計によると、日本で借金があるのは単身世帯で約20%、2人以上世帯で約40%程度だそうです。かくいう筆者も奨学金の返済中です。
日本ではどうしても、借金は悪いものというイメージがありますね。果たしてそうなのか、みていきましょう。

あっさりポイント

結論から言うと、借金は悪いものではありません。良い借金と悪い借金があるのみです。
では、良い借金とはどういうものでしょうか?

良い借金とは、返すお金以上に利益を得られるものです。
無利息の奨学金はそもそも利息がありませんし、そのお金を使って学業に取り組むことで将来的により多くの価値を生み出すことができるようになりますし、基本的には良い借金です。
事業のために借金をするのもそうですね。黒字になっている限りにおいて、損はしていないのです。

一方悪い借金とは、返すお金以上の利益が得らえれないものです。
分かりやすいのは車でしょう。車というのは価値観が人それぞれですので一概には言えませんが、多くの場合悪い借金になります。
車を買う動機が見栄やみんな持っているからという思考停止から来るものだと、得られる利益は無いと言っていいでしょう。ただ家族との思い出を作ったり自分の趣味として楽しんだりという目的であれば、良い借金と言えるかもしれません。

あっさりポイント#008
良い借金と悪い借金がある!

ディープポイント

奨学金を借りると学歴を高めることはできますが、社会人生活はいきなりマイナススタートになります。これは気分のいいものではありませんし、転職や結婚のとき足かせになりやすいです。
また、事業で借入をすると、安定的に稼いで返済しなければならないため、その事業を辞めて方向転換するということはしにくくなります。

このように、借金をするということはその後返済が始まるということであり、将来の選択肢や判断の幅を狭める結果になります。ひとつのことに取り組みたいという人にとっては何も問題ないのですが、あれこれやってみたいという人にとっては苦しい状況になります。

借金を返していくのも、同じ金額貯金するのも同じだという人がいますが、それは全く違います。
借金をするとその先の選択肢はありませんが、貯金をするのはどんどん選択肢を増やしていく行為です。
借金をするということは、人生のうち少なくない時間がある程度固定されてしまう判断になります。慎重に検討しましょう。

ディープポイント#008
借金と自由はトレードオフ

いかがでしたか?
筆者は現在も奨学金の返済をしています。良い制度だと思う反面、まだ数年返済が続くと思うと気持ちのいいものではありませんね。
次はお金の使い方について書きたいと思います。お楽しみに。


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