見出し画像

家計簿の趣味的側面

皆さんは家計簿、つけてますか?

本屋にはいろいろな家計簿が売っていたり、ネットでもテンプレートが売っていたりしますね。

家計簿のつけ方は本当に千差万別で、細かく⇔おおざっぱ、複雑⇔シンプル、紙⇔データなど……要素が多いからこそ自分に合うやり方を選べますね。

かくいう僕は職業柄、会計ソフトでつけていますが……。

……………………✂……………………

最近思うのですが、お金の勉強系の話題の中で「支出を把握するため、必ず家計簿をつけましょう!」という論点がほぼ必ず出てきますよね。

まあたしかに、そうしないと支出を把握することはできないし、把握した支出を基に予算を立てることもできないし、立てた予算を基に実績と比較することもできないし、予算vs実績比較から改善点を洗い出すこともできません。

すべての作業のスタート地点にあたるのですね、家計簿は。

しかしながら、こうして「家計簿をつけましょう!」ということを呼び掛けているということは、それだけ家計簿をつけている人が少ないということです。

なぜなら、「毎日必ず寝ましょう!」なんて当たり前のことが発信されていないように、当たり前で浸透していることは論点にならないからです。

……………………✂……………………

話は変わりますが、人間にはそれぞれ好きなことがありますよね。

料理が好き、絵を描くことが好き、走るのが好き、などなど。

僕はその中に、管理することが好き、というものがあると思うんです。

職業柄、いろいろな方とお話しする機会があるのですが、本当にいろいろな方がいらっしゃいます。その中でお金関係の話をすることが多く、もっと言えば組織運営の話をすることも多いです。

このとき、明らかに「細かい管理が好き」な人が一定数いらっしゃいます。

僕は基本面倒くさがりですので、面倒なことは極力減らしたいと考えています。そんな僕から見ると「よくこんな細かいことをやれるな」という方がいらっしゃるのです(悪い意味ではなく、感心するということです)。

そういう方はきっと、家計簿をつけているのでしょう。

……………………✂……………………

人間にはそれぞれ、好きなことと嫌いなことがありますので、管理が苦手な人はそれが好きな人に任せればいいのです。

ただ、それはビジネスの場だからこそできることで、周りにいろいろな人がいなければ、そもそも他人に任せることはできません。

そこが家計簿の難しいところで、自分の家計簿をつけるとき、自分がそれを好きでない場合は詰んでしまうんですよね(プライベートな内容を他人に任せようという人は少ないと思いますので)。

つまり、家計簿をつけることが嫌いな人が多いので、「簡単な」家計簿や「ラクラクな」家計簿が世にあふれているということですね。

ということで、僕は家計簿をつけることは趣味に近いと考えています。家計簿をつけているから偉いわけではなく、単に好きでやっているということですね。

別に、家計簿をつけていなくても生きていければいいわけですから。


(自己紹介はこちら)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?