ハレノヒ

秋田が好き。また、いつか秋田に戻りたい。あの青空や澄んだ空気に会いたいです。

ハレノヒ

秋田が好き。また、いつか秋田に戻りたい。あの青空や澄んだ空気に会いたいです。

最近の記事

この季節になると

思い出すのは、田んぼの畦道。 転校先の中学校は、田んぼのど真ん中にあるような学校で、最初はひどく驚いた。 「都会から田舎に引っ越す」という絶望よりも、「とにかく毎日無事に、道に迷わずに帰ってこれますように。」これだけだった。 幸いにも、温かい人が多く、学校生活は穏やかに過ぎた。 田んぼの畦道もほどなくして慣れた。 窓から見える景色は何だか最高だった。 雪をざぶざぶ掻き分けて、凍てつく日は睫毛も凍る。 下校時に、友達と笑い合っていたら、雪で道がよく見えなくて、側溝に落ちた。

    • たられば

      お隣に住んでいた幼なじみに、十数年振りに会った。 変わらない笑顔、そして面影。 「あぁ、彼女はとても幸せなんだな。」と感じた。一目見てそう思った。 もちろんそれは嬉しいことであったし、彼女の天性の優しさに訪れた幸せなのだと納得した。 そこで私は感じた。 私には眩しすぎるな、と。 比べるようなことではない。だが、時々自分への戒めとして振り返ることがある。 「あの時、こうしていれば」「あの時、選択を間違わなければ」 誰しも一度は考えたことがある「たられば」という落とし穴にはまる

      • いつか、また会う日まで。

        地元愛とか郷土愛という言葉を聞くようになったのはいつからだろうか。 秋田を離れて5年。うん、この言葉が何だか妙に「わかる」気がする。 あの風景、あのお店、あの番組、あの人、あの道、あの空、あの空気に会いたい。 とにかく、無性に会いたい。 何なら定点カメラのライブ映像とか見ちゃう。 で、泣けてくる。 この時期は、こうだっただの、ああだっただの思っては寂しくなる。 いつか、帰れるその日まで、頑張ります。

      この季節になると