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05. 積読の為の本

なぜやらなければならない事を先延ばしにしてしまうのだろうか
不思議で仕方がない。


積読用のくだらない本を作るだけではつまらないので、
以前からあった「分厚い本を真っ二つにしてみたい」という欲求と
掛け合わせて作品にした。
積んである本は厚ければ厚い方が威圧感があるし、
真ん中が開くというのは積読においては本の正しい向きだ。

積読は先延ばしを象徴するものとしてモチーフに選んだが
厳密にはかなり違う。僕は積読を良い事だと思っている。
その理由はこの本に嫌と言うほど書いたのでここでは書かない。

本の内容は積読用なので有益な情報が何も無いようにした。
ただ本自身との対話形式で読むのを拒否され続ける。
友人からはノベルゲームのようだと言われ、確かにそうだと思った。
あまり分岐はなく、主人公が勝手に想定に沿ったやりとりをする。
タップではなくページをめくることで物語は進む。


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