ベートーヴェンを毎日聴く165(2020年6月13日)
『ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 op.132』を聴いた。
ミサ・ソレムニスや第九という大作の初演が終わった翌年、1825年。この作品を作曲していた途中に体調を崩したベートーヴェン。約1か月ほどかなり危ない状態だったようだが、見事回復した。
第3楽章に関するエピソードは有名。楽譜には「病が癒えたものの、神への聖なる感謝のうた。リディア旋法による」と書かれている。文字通り、これはベートーヴェンが見事回復したことを神に感謝する音楽として作ったもの。出だしの静か