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試合に出られない時期をどう捉えるか。

どーもハラトシです。

今回は、2021年度 KFA 第53回熊本県少年サッカー選手権大会(大谷杯) 熊本県大会がありましたので、

深く関わった選手について書きたいと思います。

この大会は、いわゆる小学生として参加する最後の公式で大きな大会。

に当たります。

なので、選手はもちろん指導者や保護者も並々ならぬ思いで参加する大会ですね。


 思い起こせば、幼きハラトシも参加したこの大会は「フジパンカップ」

と呼ばれており、

小学生最後の公式大会として、結構気合入れて望んだことを思い出しました。

ちなみに結果はというと…

予選リーグの勝敗が全く同じチームがもう1チームあり、

同率で1位が2チームになってしまった。

では、決勝トーナメント進出はどの様に決めるかというと、

「コイントス」

でした。

そう、コイントスで勝った側は決勝トーナメントに進めることができ、

負けた側は、それで小学生最後の大会を終える。


コイントスの結果は?


そう、読んでいる方はわかるかと思いますが、

ハラトシが所属していたチームはコイントスにより敗退。


サッカーではなく、

コイントスによって勝敗を決してしまった。

この記憶は強烈に残っていますね。

怒りやもどかしさをどこにぶつけてよいか分からず…

クールダウンしていたら、みんな泣いていたのを思い出します。

モヤモヤした大会になってしまいましたから。


前置きが長くなりましたが、

そんな区切りのある大会を機に、ハラトシが深く関わらせてもらったGKの2人。

彼らには今年、いろんな表情を見せてもらいました。

そんな6年生2人のことを書こうかと思います。


 RE君について。

彼は小柄だが、運動能力が高く、試合でもよく後ろから声を出してくれます。

普段はおちゃらけていて、「楽しいこと大好き!」そんな印象な選手です。

 ある時、彼は怪我をしてしまって一時、サッカーが出来ない時期が来ます。

そんな中、小学3年生GK君が大抜擢。公式戦でも大活躍を見せてくれました。

ケガも良くなり、復帰したRE君、しかし、その間に大成長した3年生GK君との

レギュラー争いが始まります。

今、ハラトシが思い返しても、当時のRE君には余裕のない表情がありました。

秋の公式戦では3年生が試合に出そう。

そんな雰囲気がありました。

RE君の表情はあまり良くなく、それに伴ってプレーでも精細を欠く場面が多く

みられる様になってきました。

当時のRE君はサッカーを楽しめていなかったことかと思います。

そんなRE君に転機が。

6年生が少ない我がチーム。

中盤に運動量のある選手がいれば…

そんな時、RE君に白羽の矢が。

「今度の秋の公式戦に向けて期間限定で中盤をやってみないか。」

監督からの打診がRE君にありました。

彼にも迷いがあったと思います。

しかし彼は力強く、

「中盤やってみます。」

秋の公式戦。

RE君は中盤の選手として出場しました。

惜しくも、試合には負けてしまったものの、

RE君の運動量は素晴らしく、

攻守において存在感を発揮してくれました。

誰が何と言っても彼がその試合1番走っていました。


試合が終わってからの次の練習で、

RE君が「フィールドプレーヤーとして頑張ってみます。」

と報告してくれました。

成長したね。

彼なりの選択をしてくれました。

GKとして出場できない時期、

その時期をしっかり悩んで、苦しんで、もがいて、

だからこそ巡ってきたチャンス。

それまで腐らずに練習した結果だとハラトシは思います。

チャンスは準備している人にしか巡ってきません。

もしRE君が、

GKだけ頑張っていたら、

途中で試合に出ることを諦めていたら、

同じ結果にはならなかったでしょう。


彼は間違いなくサッカーにひたむきに向き合い、

その結果、思わぬ形でチャンスが巡ってきたんだと思います。


RE君は今回のことで一回り成長した様に思います。

そんな機会を与えてくれた、サッカーに、仲間に、

そして叱咤激励してくれたであろう保護者に感謝を忘れないでください。


もう1つ言うと、

これからGK練習が一緒にできないのはちょっと寂しいです。

もし、上手くいかなかったり、つまづくことがあればいつでもウェルカムです。

GK軍団はいつでも待ってますから。笑


次回に続く…



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