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「新規事業」の立ち上げの注意点!

割引あり

私は会社の「新規の#拠点作り」とか? 「#新商品の販売」とか?
主に市場や商品の#新規開拓を国内・海外で行ってきました。
#新規事業と一概に言っても 、それは、その会社では新規事業でも、他社では既にやっていることや、会社ではやっていても、担当する人にとっては、 初めてのケースと言う場合があります。

流通業で言えば、チェーン化していて、新規出店をする場合、会社や事業部では経験があるが、担当する人にとっては初めてのケースもあります。
又、会社でも国内の経験はあるが、#海外展開は初めてというような場合もあります。企業にとっても様々なケースがあります。

一方、個人でも脱サラして、一念発起して何か「お店」をやるとか?
温めていた新しいアイディアで「新しい事業」をやるとか?
色々なケースが考えられます。

私は会社でも、そして個人でも、その「新規事業」の展開をして来ました。
今回は、先ず会社での新規事業を成功させるために何が大事なのか?について述べてみたいと思います。
ここでは、会社でのチェーン化や多店化については省き、あくまで”全く新しい事業”と言う事で、提案したいと思います。

事例として、上記の写真にある、#IMM(国際卸売センター)を取り上げてみたいと思います。
この時、私は#ヤオハンと言う会社に所属しておりました。
流通業で、国内・海外で、スパーやデパートの店舗展開を行っておりました。
私は海外事業を中心に行っていた為、シンガポールで、このIMMの設立に
現地代表(Managing Director)として参画いたしました。
そもそも何故このようなプロジェクトが発足したのか?と言うと、ヤオハンの東南アジアに展開する店舗に「商品供給」をする、「問屋」を作ろうと言う事がきっかけでした。

これは規模がとてつもなく大きく、建物の総面積は172,000平米(5万坪)で、5階建てでした。
フォロアー構成は、1~3階は店舗,4階はオフィスと倉庫,5階はイベントホールでした。(合計420店のテナントが入る巨大商業施設)
これはシンガポールでは、国際空港に注ぐ2番目に大きな建物でした。
規模も総投資も大きかったので、ヤオハン単独ではなく、他にイズミ、レック、等の上場企業も株主と共に社員の派遣もしてくてました。
又、シンガポール政府も趣旨に賛同し、資本参加してくれ、正にナショナルプロジェクトとしてスタートしたわけです。

オープンの前夜祭では、下記の現地の新聞記事の様に各株主やシンガポール政府より、要人の参加も得て盛大に行われました。
下記写真の左から2番目が私(原)です。この時私は44歳。

IMMオープニングセレモニー

この様に巨大な建物と、シンガポール政府、と上場企業3社の素晴らしい株主に恵まれ、プロジェクトはスタートしましたが、この事業は当初上手く行きませんでした。
最初のキャッチフレーズは、”世界の商品を集めて、世界に売って行く”と言う勇ましいものでしたが、ビジネスにおいては、売るべき相手が明確になっていない漠然としないものは、規模や株主がいくら巨大でも、軌道に載せるのは難しいいという事が露呈したわけです。

この巨大なプロジェクト(国際卸売センター)は、誰も経験がありません。
社長だろうが役員だろうが、上場企業だろうが、シンガポール政府でさえも…。そこで、現地代表の私も腹をくくって取り組みました。
それは、「このPJが成功しなければ、生きて日本には帰らない!」と。

私自身も、海外取引でも売り込みとか、新規事業の立ち上げとはやってはいましたが、規模が国際的で且つ巨大、これを直接担当するメンバーはMDの私とタスクフォースの10名だけです。
このメンバーで再度、ゼロからこのPJの”コンセプト”を作り変えて、リスタートいたしました。

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