処方映画の感想④

若草物語はのちのち感想書きます😌
本当に素敵な映画でした……🥺
もうしばし原作読む📖
(余談なのですが、文庫本で1260円+税ってびっくりしません?😂)
(でも、カラマーゾフの兄弟は1〜4巻を新品で揃えると約4000円くらいします😂)
(コンビニ感覚で本屋行ったら散財待ったなしです🙈図書館・古本屋ありがとう)

ジョジョ・ラビット

🐻の次は🐰で

ナチスの題材がただのコメディで終わるはずないですよね🤔
タイトルとビジュアルがライトだったので、油断してました🤔
映画を見てる途中で
そうだ…HideMuraさんの処方だったと思い出しました😂
(もちろん、見て良かったと思う映画です👍👍)


あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!
(ジョジョ違い)
(ネタバレしますので、だが断るな人はここまで😂)

戦争に憧れる少年

舞台は第二次世界大戦中のドイツ
主人公は10歳のジョジョ。
ナチスに憧れて戦争にテンションがあがっちゃう。
世の中で強いものは1番にミサイル、2番にダイナマイト、3番に筋肉と思ってるけど、靴ひもが自分で結べない(まさに男子😂)

彼のイマジナリーフレンドはアドルフ
…………と聞いてピンときますかね?
まさかのヒトラーがイマジナリーフレンドでした😳
しかも演じてるのは監督😳!
タイカ・ワイティティ監督はユダヤ系のルーツがある方なのも、かなりブラックジョークというか。
笑っていいのか??

ジョジョ・ラビットのタイトル由来は
「ジョジョはうさぎのように臆病者」と周囲に揶揄されたシーンから🤔

ナチスや戦争にかぶれつつも、心優しい性質までは変えれないんですね。

そして男子にありがちなテンションで、取り返しがつかないくらい大怪我を負っちゃうジョジョ。
血まみれでサムズアップ👍とか、もーーー😨😂
ブラックジョーク過ぎる😂
でも、お父さんが馬鹿にされるって嫌だよね。
みんな同じように戦争で家族と離れたり、影響を受けているのに、ジョジョだけさらに名誉を傷つけられたら
なんとかしようと無茶するよね……。
男子ってほんとバカ……とも言いきれない、せつない心情でした。

気づかなかった同居人

ある日ジョジョは、母が留守中に隠し部屋を発見。
中を覗き込むと、そこにはユダヤ人の少女エルサが隠れていて衝撃を受けます。
告げ口をすると協力者も裁かれる時代なので、もうパニック。
なんですが……エルサ強い😳😳
彼女も必死の抵抗だけれど、追われる身となっても人種への誇りを忘れていない。
16歳くらいのお姉さんなので、10歳のジョジョなんか物理的にもひとひねりで、言葉でも負けていない。
姉と弟のケンカのようなシーンが続いて微笑ましさもありますが、ジョジョのユダヤ人だから侮辱しても良いという考え方に時々深く傷ついていて。
学校で習うユダヤ人って、人じゃないんですね。
自分で見て判断する前に、先入観を植えられた世代もいた訳で。
エルサたちユダヤ人が、いかに大きな悪意と大人数の敵と闘っていたか考えるシーンでした。

途中の、落語『まんじゅうこわい』的やりとりは
ニヤッとしました🍞

イタリアの降伏と母

「イタリアが降伏した」とご機嫌で、ほろ酔いの母。
そんな母を理解できないジョジョ。
からの、ユーモラスな母の一人コント。
お母さん、素敵な女性だわ🥺ズキュウウゥン
きれいなだけじゃなく、柔軟で朗らか。
この映画で、母ロージーの存在は華やかで、愛と正義の存在なんだけれど………。
そこからの、衝撃の処刑シーンで
え?嘘やん?と。
(思わずHideMuraさーーーーんと頭を抱えました)
(ゴゴゴゴゴゴゴ)

唖然でした。あ、戦禍なんだなと。
ジョジョは、力が魅力的だと感じるお年頃で
彼に母は、愛がこの世で最強だと伝えているシーンがあって。
愛は目に見えないけどさ、
君の靴ひもを結んでくれるお母さんが愛なんだよ〜と思ってた……のに………😭
人間扱いじゃないですね。
ドイツで良心があった人たちが、あんな風に処刑されてたって初めて知りました😨
憧れていた力が、理不尽な暴力だってことを
自分が大切なものを奪われて気づくよね……。

1943年にイタリアは降伏していて、ドイツ・日本は1945年に降伏していることも
授業でやったよ………やったけどさ……忘れてたし、2年って長いなぁ……。

ヒトラーの死と、価値観が反転するドイツ

母ロージーの死後、ジョジョとエルサはなんとか生き延びていますが
世の中も変化していて、ついにドイツが敗戦にいたります。
ヒトラーの死を知ってから、
ジョジョの前に現れたイマジナリーフレンドのアドルフの頭部が血まみれなのも
もう笑っていいやら、どうしたら良いのー!?

少年たちに自爆させようとするインストラクターのシーンもかなりシュール😨
(彼女……どこかで見たぞ……?って思ったら、『ロマンティックじゃない?』の主人公だったレベル・ウィルソンさんだった)

台所で見ていたら、途中から父が一緒に鑑賞して「ドイツは市街戦があったんだね」と一言。
確かにそうね。
日本は沖縄のみだったけれど、ドイツでも起こっていたのか……。

(誰かと一緒に映画を見るって、自分にない気づきがあって良いですね🤔)

世の中は変わり、エルサを解放できるものの
一時的に嘘をついてしまうジョジョ。
(ちょっと、グッバイ!レーニンっぽさを感じました)
敗戦の瓦礫の中で、自由に踊る2人。
エンドロール…………👏👏👏

処方効果
副作用 脱力😂
効能 ドイツの歴史へのさらなる関心

視覚的には、ジョジョ宅のインテリアが好きでした🥺
緑の壁紙とか最高…🥺
あとはエルサの視点で部屋を見たときに、
部屋の柱や扉とか木材だからか、洋風じゃなくて和風に見えたんですよね🤔不思議。

重い出来事をサラッと軽く見せるので、強い抵抗なく見れました🤔
現実はもっと悲惨だけれど、悲惨すぎて見ることもできないテーマに関心が持てたなと🤔
深く触れていないけど同性愛も迫害対象で、隠していた人もいたんだなというシーン導入もあって
情報量多いけど、強弱つけて表現されてると感じました🐰

ここから、戦後の日本は『少年』の時代へ
ドイツは『グッバイ!レーニン』の時代へ

サスペリアは怖いので見る自信がないのですが
善き人のためのソナタと
ベルリン・天使の詩も、そろそろ見てみようかな🎥🎥


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