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〈 開発ストーリー 〉 琥珀糖『宙(ソラ)のこうぶつヲカシ』
2022年が始まってすぐの1月中旬。
まだ年明けの名残もあるこの頃、少し先に訪れる別れと出会いの季節である「春」をテーマにした商品開発が始まりました。
別れや出会いのご挨拶にお供できるような、卒業や入学を一緒にお祝いできるような、そんなお菓子をイメージして。
ブルーグレーの大きな箱に
今回の開発は、まずどのパッケージにお菓子を詰めるのか、というところからスタート。
ネイビーやワインレッドのシックな箱ではなく、今回はテーマの「春」とリンクするような優しい色合いのブルーグレーの箱に。
いつもは「誕生石の12粒入りこうぶつヲカシ」のパッケージとしてお目にかかるこの箱。
12粒も入るだけあって、他よりサイズが大きいのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1646878424202-Q7ShyJjbtP.jpg?width=800)
果たして、この一箱にどれくらいのお菓子が詰まるのか、、
どうまとめていくか、いつものヒトマスにおさまる色遊びに比べて、グッと広がったアートスペースにワクワクしました💕
以前、FUA accessoryさんと一緒に企画した時は、『FUAとハラペコラボ。カタチを変えて成長してきた2つの惑星のコラボレーション』と題して製作した作品をこのブルーグレーの箱におさめました。
![](https://assets.st-note.com/img/1646878500476-8f54RfZsa0.jpg?width=800)
今回はこの時とはまた違う、ハラペコラボが表現できる色をたくさん入れて、まるでラボメンバー一人一人が個性的で違っているように、お菓子もカラフルで個性的で特別なものになるように考えていきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1646886943217-GSsTlU5wE2.jpg?width=800)
大きなアートスペースに試作開始
《 色とりどりの「虹のこうぶつヲカシ」》
企画の段階ではこの名前で進んでいました。
お菓子を詰めた時に「虹」に見えるように。
複雑で難しいカットをするというよりは、虹を演出するための色(味)の出し方、切り方、サイズ、バランス、が今回の課題。
かなりボリュームのある琥珀糖ですが、同じものがたくさん入っていてもつまらない。。。
メインとなる鉱物を決め、細かなものと合わせて全体のバランスを整えていきます。
4種類の宝石がのった水晶
色とりどりで、それぞれのカラーリングがとてもかわいらしく、自然界には存在しませんが、それを自由に、表現、制作できるのがハラペコの持つ力。
今回のメインは、エメラルド、ルビー、サファイア、ダイアモンドの4種類がのった水晶に。
宝石を包み込むように水晶がバランスよく組み上げられ、とっておきの一粒に。
![](https://assets.st-note.com/img/1647328178633-XSvEGccs73.jpg?width=800)
そしてそのカラフルな宝石水晶を取り巻くこうぶつたちは、他のラインナップからもやってきました。
春のティータイムからの可愛らしいピンクのお星様や、採取箱からの一粒、金箔を纏った水晶。
箱に詰める一粒一粒みんなが主役。
その一つひとつに思いを込めて切り進めます。
![](https://assets.st-note.com/img/1647328293614-2N9nsqNeHz.jpg?width=800)
お菓子に込める思い
試作の段階からどこまでどれだけ詰める?
んーーー!どうまとまるんだー!!!と試行錯誤。
ブラッシュアップの時は繊細さを意識して。
できるだけたくさんの味を入れられるように、母岩や水晶に色(味)を足したりもしました。
箱の蓋の内側にいつもつけているお品書きのようなもの。
作品ごとにこちらもデザインしています。
味のラインナップの豊富さと、コロコロとしたカラフルで可愛らしいこうぶつヲカシのイメージを表現。
何より、今までにないゴージャス感を表すために、小さな三角やひし形のカケラの絵を金の箔押しにして散りばめました。
![](https://assets.st-note.com/img/1647328796268-7KP3AYBTXG.jpg?width=800)
この蓋を開けて、ギュギュっと詰まった箱を見ると圧巻!
思わず「わぁっ!」と声が聞こえてくるような一箱に。
お菓子を詰めた私たちもこれまでとはまた違う特別な思いで完成させました。
その思いが伝わって、より特別な贈り物になってくれたら嬉しいです。
そんな作品が誕生して早や1年が経とうとしています。
今年も年度末と、セレモニーの季節がやってきました。
3月の限られた期間だけはちょっとだけお作りしたいなと少し考えています。
作るのが本当に大変なので、たまーーーーーーーにしか作れないというか作りたくないというか。笑
詰めるのもパズルのようで本当に大変なのです。それだけに詰まった時の感動もひとしおなのですが。。
お目見えしたら、是非ここぞという方へ贈っていただきたい作品の一つです。
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