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自分の子供には部活は勧めたくない

私は学生時代(中学)野球部に所属していました。

当時は最強野球部なんて言われていてですね、本当に練習は辛かったです。

どれだけ強かったかと言うと、後に甲子園出場者が同級生に数名いたんですよね。

彼らに聞いても、「基礎体力の練習は中学時代の方がキツかった」「あんなに練習しないな」と言っていたので、若い時にいい経験ができたとは思っています。

が、今だからこう言えますが、当時は本当に地獄でした。

週6部活で本当にキツくて、体力が本当に回復した時ってなかった気がします。

引退した後に体調が良くなって、スッキリと受験勉強に望めたのは本当に良かったと思っています(笑)


辛かったことは練習だけではない

もちろん基礎体力を伸ばす為に、打撃、守備の練習が終わった後には筋トレ、ランニング、ダッシュなど、本当にキツかったのを今でも覚えています。

特に冬は筋トレと走り込みで練習のほとんどを費やすので、みんな毎日筋肉痛と戦っていました。

そこから春の大会に向けて、実戦練習が開始されるとバットが異様に軽く感じるので、効果はあったんだろうとは思っています。

しかし、練習だけがキツかったのではなく、1番キツかったのは実は、

”めちゃくちゃに怒られる”

ことだったと思っています。

学生時代にすでにパワハラを経験

こんなことって今の方ではなかなかないですよね(笑)

当時もすでに「体罰」に関しては厳しく言われていた時期だったんですが、もうね、無視ですよ、そんなの。

どん詰まりのボテゴロでアウトになれば、ヘルメット、バットで殴られるし、すぐにうさぎ跳びはさせられるし。

さらに私は太っていたので、「このデブ!!」とか普通に言われていました(笑)

今だったら完全アウトだとは思うのですが、当時は歯を食いしばるしかありませんでした。

1番傷ついたこと

これは今でも覚えているし、これを思い出すと歯を食いしばって頑張れる部分もあるのですが、「差別」されたことが1番傷つきました。

当時、風邪で試合を休んだ時があり、私と友人の2人で監督のところに謝りに行ったんですよね。

友人はレギュラー、私は補欠だったのですが、

「お前はレギュラーじゃないから謝らなくていい」

これはね〜中学生の自分にはグサっと、グサグサグサグサぐらい傷つきましたね。

中学生で世の中に平等ってのはないな〜と思えた瞬間でした。

退部を決意するも…

私は既に野球に情熱も感じておらず、これ以上いても意味がないと感じたので、退部を申し出たのです。

すると、同級生が帰りに自宅に来て、「最後までみんなでやろうぜ」って言いに来てくれたのです。

これって美談に聞こえるかもしれませんが、違うんですよね。

みんなには辞めること伝えていたし、逆に「羨ましい」と言われていたぐらいでした。

それが、急に自宅に引き留めなんておかしいですよね?

これも監督からの指示でした。

当時の私は「みんなで引き留めたけどアイツは辞めた」って言われるのが嫌だなと思い、戻るしかなくなった自分は残り半年程という事もあって野球部に残ったのでした。

最後半年は辛くはありませんでしたが、情熱のない事に対して時間を費やしたなと思っています。

向かないこと、やりたくないことはやめてもいいはず

タイトルは言い過ぎな感もありますが、やってみて、やる気が無くなったらやめてもいいと思うんです。

特に自分のように言われたくもないことを言われたり、怒られたりしてまでやる意味ってなんなんだろうと思います。

唯一役立ったのは、社会に出てもパワハラや嫌がらせにあったことがありますが、この時の経験から、不感症みたいになっていて病んでしまうようなことはなかったというのだけはありがたかったかもしれません(笑)

しかし、野球を自発的に練習しようとかは一切思えなかったので、そう言った意味では自分がやりたいことをやるのがいいと思うし、何もやりたくなかったら帰宅部でもいいと思います。

帰宅部のススメ

部活を引退するのって大体8月ぐらいで、そこからは受験に備えて勉強になると思うのですが、そこから私の人生は輝き始めました。

まず、朝はゆっくりと寝ていることができ、夜更かしもできる。

元々1人でいることが好きだったということに気づけたのもこの時期でした。

週に6日、毎日同級生といたことも結構ストレスになっていたんだなと実感。帰宅して1人になれたことで心身が健康になっていきました。

そして、この頃から学業成績が一気に向上したのです。

以前は疲れ切って勉強する気力もなかったのに、急に勉強ができるようになりました。塾に通い始めたのもあるのですが、引退してすぐの夏に中学1、2年の勉強も全て復習し、受験模試にて高得点を出せるようになりました。

当時は相対評価ということもあり、3年になっても通信簿の点数は変わりませんでしたが、テストの点数は明らかに向上しました。

また、遊びたい時に友人と遊ぶようになったので、無理につるむようなこともなく、生活が充実したのを覚えています。

自分に合うことを

部活を勧めないとは記載しましたが、実際には「やりたいこと」をやってくれればいいと思います。

そして、やりたくないのであれば、それでもいいのではないかと思います。

私は一つのことを継続してやるべきだという考えもまた違うと思っていて、当時やりたくないことを辞めることができなかった自分を後悔してもいます。

なので、娘がそのようになった時には、「やりたいことをやって」と言えるようにしたいと思います。

誰にでも合うことはありますので、それに取り組む時間を作るようにしましょう。

#部活の思い出

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