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女性が無意識に社会から洗脳されないために・・・テレビから学んだこと。

子供が欲しいか分からないのに子供を産まなければならないのか
子供がいない人生を考えると先行きが不安
出産適齢期や、老後のことを考えてしまう。
周囲からのプレッシャーを感じている

こういった不安が少しでも拭えることができればと思い、私がテレビを見て自分の軸になったものを伝えることができたらと思います。

「出産しない女たち」
子供がいない自分自身をネタにするコメディアンのパフォーマンスと体験談を軸に、作家、助産師、哲学者などの女性たちが通説に反論し、子供を産まなくても幸せになれると主張する。人間に生まれつきの母性などないとして、社会がいかに「子供を持たない女性」の悪いイメージを作り上げてきたのかを指摘する。”母性神話”と社会の押し付けに物申すドキュメンタリー。原題:[m]otherhood(スペイン 2018年)

★本記事の内容
1・社会から女性に求められる大きな役割の一つが「母親」
2・社会がいかに「子供を持たない女性」の悪いイメージを作り上げてきたのか
3・社会からの圧力によって作り出されていた「母性本能」
4・子供を作らないこと


私は9年務めた会社を、結婚を機に退職しました。

周囲からは「子供を産んでから辞めればよかったのに」「もったいない」と言われながらも、客観的に自分を見つめ、自分の欲を優先しました。
そして現在転職し、別の道を見出すことができました。

ぜひ参考にしていただければと思います!!


1⃣社会から女性に求められる大きな役割の一つが「母親」

🔹子供がいない女性は、周囲からどんな風に見られがちなのか

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・母親にならないと、社会の貢献が足りない

・女性として生まれてきたことを無駄にしていると見なされる

・女性として劣っている

・不自然なこと

・愛情が足りない

・良い人間とは言えない


・子供を産むことは宿命であり、神が定めたポジティブで自然な事であるが、それが罰だと感じる女性もいる


・子供がいないと、寂しく、惨めな生活を送っている


・助産師の女性の体験談(33年の経歴)→子供を持つ女性から、「親になったこともないあなたに、子供の気持ちは分かるの??」と批判されたことがある。



🔹プレッシャー

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・子供がいない女性は、他人から「そのうち気が変わるわよ☆」と言われることが多い。
子供が欲しくない約半数は昔からそう考えていた。
子供を作るかどうかなんて他人に分かるはずがない

作家→他人に優しくできないし、子供も欲しくないと思っていても、親族や夫からの無言の圧力によって、自分で自分を見張るようになってしまう。これが女性に害を及ぼし、私はおかしいと思い込まされている。


・私たちは、共通の文化や社会の中で、慣習や行動の規範をつくり、それに沿って言葉の意味を与えている。→「女性」という言葉に「母親」という意味が含まれると決めた。
母親になりたくない女性は、一般的に外れている、社会に居場所がないと考えてしまう傾向にある。



2⃣社会がいかに「子供を持たない女性」の悪いイメージを作り上げてきたのか。


🔹歴史
・1960年代頃、一般の人に、子供を欲しがらない女性、又は子供のいない女性を、3つの単語で表現してもらうと・・・
  「幼稚」「自己愛」「神経症」


・小説でも、映画でも、子供のいない女性は、「その人自身」というより、「何か別のもの」として描かれていることが多い。それが「悪い女性の象徴」。
例:「白雪姫の継母」 「百一匹わんちゃんの悪女クルエラ」
邪悪な女性には子供がいない。つまり社会から外れた存在

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産まない女性は下で、産む女性は上に位置している。どちらも固定観念として。
この二つを同等と認識すべき。


3⃣社会からの圧力によって作り出されていた「母性本能」
🔹母性本能

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・助産師
→親になる人たちは、これから待ち受ける未来を理解していないカップルが多い。
大抵「期待」を抱いている。しかしそれが「幻想」に基づくものだと、後で不満を感じることも多くなる。
・哲学者→「母性本能」は、人類最大の欺瞞(ぎまん)(欺瞞=人を欺くこと)


「子供を産むかどうか」ではなく、「いつ産むべきか」を悩むようになる。
これは、社会からのプレッシャーを溜め込んで、それを「母性本能」かのように認識してしまう。

哲学者→18世紀フランス 母親は、出産から1日~2日で乳母に託していた。上流貴族の女性にとって、自分の子供に乳をやることは、嫌悪すべきことと考えられていた。
「私は乳牛ではない!」というのが根底にあったから。
決して母親から無理やり奪われたといことではない。
結論:社会、文化、環境の制約に縛られてきたということ。もし人間が母性本能を持っているとしても、それはさほど強いものではない。


・助産師→すべての哺乳類には、「赤ん坊を守り、世話をする」という本能を持っている
しかし、人間は他の動物と違って「学習」が必要。服を着せる、抱っこの仕方、お風呂の入り方など。






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🔹子供がいる女性の主張
・写真家の女性→『母親にならなければよかった』の著者
(母親になったことを後悔し、父親になりたかった)と書いている。


この本を出版。しかし、周囲の人から批判が殺到。

「子供を持つ資格はない」「殴ってやる」など、脅されたことも経験。


周囲から期待されるのは母親。夫に全てを期待する人は誰もいない。
母親の評価はせず、欠点ばかりを言われる。
物事を決めつけすぎている。


・19歳で出産した女性
当時の彼と母親の気持ちを優先し、出産。
認めてもらうため、好きなことを止め、大人の女性のふりをした。
現実を変えたかった。母親になりたくなかった。
母親になったら引き返せない、みんなが幸せになるのは無理。
ネットで自分の気持ちを発言→ネットで個人攻撃をされた。「子供を愛していない」と決めつけられた。
子供は愛しているのに、縛り付けられるのは嫌だという考えがあるということが理解できないのだ。


・子供を産んだことは間違いであると主張する母親

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母親に伴う責任の重さ

自分の時間が奪われる

母親になる前の自分が失われる。


🔹「母性」の問題
歴史的に見れば、より自由になれた瞬間はあった。
ほとんどは、社会が女性を必要とした時期があった。

戦争・革命・経済危機


ただ、その時期が終わると、女性はまた家の中に追いやられた。
家庭に戻す理由が、常に子供。


社会がこれまでに機能するよう、女性は圧力をかけられている。
子育てや夫の世話を、無償で行うことを、社会は期待している。
もちろん、男性には求められない。他人の世話をしたり、奉仕する仕事は、女性を資源として使えばいいということ。


・法学博士→国家は国民すべてに自分の持ち場についてほしいと考えている。国が望む場所に、女性を配置する最も良い方法は、母性を称賛すること。



4⃣子供を作らないことについて

・人口問題の専門家 S・エモットは、著書のなかで
「2050年までに世界人口は100憶人に達し、資源が不足する」と記している。

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・35歳で卵管を塞ぐ手術を行った女性
パートナーは自分のことを理解してくれた。
母親になることは、自分を縛り付けてしまうことが分かった。
環境に配慮している人たちは、資源リサイクルを始めとしていろんな活動をしているが、
そういう人たちが子供を連れているのを見ると、
一番にやるべきなのは、子供を作らないことなのに・・と言いたくなる。

自分のために時間を使ったり、子供を作らないと決めたことは、決して利己的なことではない。
子供がいる母親は尊重できるが、子供を作らないことが「一番のエコ」
子供を作ることは、究極の愛の行為、人生で一番大事な事だと言われるが、
自分に言わせれば、「ほらやっぱり」と感じた。
人生で一番大事なことは、「ワガママ」である。

ソーシャル・エデュケーター→子供を作らないことは、身勝手とみなされる傾向にある。
子供を作ることは、「利己的な行為」
養子をとることは「寛大な行為」
・法学博士 →養子をもらう決断をするのは、簡単な事ではない。
一言でいえば、「究極の利他的行為」


人生最大の貢献は、出産することだと決めつけがち。

理由も分からないのに子供を産む必要はない。

産む前に、自分がどんな社会を望むのか、なぜ子供が欲しいのかを

考える。

生殖機能を持っているが、必ずしも必要ではない。

女性である前に、人間である。











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