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②高野山の風よ届け!コロナ禍で奮闘する、東京生まれの若女将

高野山の奥の院入り口からほど近くにある、高野山土産&精進レストラン「一の橋天風(てんぷう)」。そこで奮闘する若女将のインタビュー、第二回目です。
ここで奥の院の説明を少し。奥の院は、弘法大師・空海の御廟(ごびょう)がある場所です。「御廟」というのは霊廟のことで、みたまを祀る場所なのですが、高野山には「空海は今でも印を組んで瞑想している」という信仰があります。
高野山の人々は、空海を親しみを込めて「お大師さん」とか「お大師さま」と呼びます。お大師さまは、今でも人々の幸せのために祈りを続けているのです。
そんな神聖な場所の奥の院は、御廟まで約2キロに渡って大杉が茂る参道が伸びています。参道両脇には、約20万基を超える苔むした石塔やかわいらしいお地蔵さまが並び、この世ではない世界に入り込んだかのような幻想的な風景が広がります。誰もが知る戦国武将の供養塔も建っており、歴史好きも必見です!

さて、2020年から私たちの生活を一変させたウイルス。これにより高野山もかなりの影響を受けました。人が歩いていない閑散とした高野山、インバウンドも期待していた宿坊はキャンセルが続き、クラウドファンディグなどでなんとか経営継続の資金集めをするような、そんな状態でした。

商店街はシャッターを締める店も多かったと言います。もちろん、馬場さんが若女将を務める天風も例外ではありませんでした。しかし、全国から「こんなときだからこそ、高野山の情報を発信してください!」というメッセージが馬場さんのもとにたくさん届き、気持ちが大きく動いたそうです。

そこで2020年7月に、You Tubeで「Koyasan 天風チャンネル」を開設。スマホ片手に、ほとんど一人で高野山の隠れ観光スポットなどをめぐり、ときには高野山のお寺やお店に取材を申し込んで撮影&投稿しています。

馬場さんはお香の講師の資格を取得するため大阪に通い、資格を取得。念願だったお香講座もスタートしました。オンラインの講座もあります。ぜひチェックしてみてくださいね。
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